前々から機会があれば訪れたいと考えていた比叡山坂本周辺に行って来ました。比叡山延暦寺にお参りするときは京都側から行きますので、こっち方面は初めてだったのですね。
JR比叡山坂本駅から路線バスに乗って西教寺まで。
○西教寺
・宗派:天台真盛宗(総本山)
・御本尊:阿弥陀如来
・住所:大津市坂本5-13-1
よくご存知のように、西教寺は天台真盛宗の総本山。天台宗の一派ですが宗派独立、合同、また独立という経緯を経ています。飛鳥時代の創建で聖徳太子が開基したとも伝わっていますが、室町時代に中興の祖とされる僧侶の真盛により栄え、念仏と戒律の道場として信仰されてきたとのこと。
天台宗総本山の延暦寺がすぐ側にありますから、織田信長の焼き討ちにより焼失、その後復興という歴史もあります。我々一般人にとってはやはり明智光秀の名前がすぐ出てくるわけでして、近江坂本を支配した明智光秀の庇護を受けてきた寺で、一族の供養塔があることで知られています。冒頭の写真のように、大河ドラマ「麒麟がくる」が放映中ということもあって、明智光秀推しが強く感じられました。
総門
こちらは、坂本城の城門を移築したものだそうですよ
沢庵和尚の碑
すみません、碑のたぐいはよくわかりません
拝観受付で境内の地図をいただきました。かなり広い
しわくちゃになってしまいました・・・。
禅明坊光秀館にも入れるチケットを買いましたが、コロナ禍のため氏名と連絡先の記入が必要だそうで、ドコモ口座などインシデントが世の中を賑わしている昨今、個人情報を無闇に晒すのも抵抗があり(お寺を信用していないわけではありません)、入るのをやめました。火縄銃などの展示がされているそうですよ。
参道を進みます
左右は宿坊でした
どんつきは勅使門
手水舎があって
こちら本堂
先ほどの地図によると、お堂の入り口は大本坊らしい
入ってみました
こちら記念写真の部屋
こちらは明智光秀とご夫人のお位牌のあった部屋の光秀像
大本坊の庭はこんな感じでした
まずは本堂に向かいますかね
ちょうどお経をあげておられたので手を合わせました。大きな本堂でして、荘厳な空気感。さすが総本山といった感じでした。
重要文化財の客殿を見た後は、廊下の阿弥陀如来二十五菩薩石像を拝見して、書院へ
書院の庭
奥が明智光秀公資料室でした
ここまで来たので御朱印をお願いし、待ち時間に脇にあったお土産物屋をひやかしに。
Tシャツ
そば
お菓子
やはり明智光秀一色でした。
いただいた御朱印
何種類かありましたが、「不動念仏」というこの寺を代表する文字をお書きいただきました。桔梗紋の印判を押していただきました
この後は、光秀一族のお墓を見に行こうとお堂を出ました
こちらの奥が一族の供養塔
そして阿弥陀如来二十五菩薩像と一族のお墓
辞世の句だそうですよ
大変な知識人だったと書かれています。
長い石段がありましたが、奥は中興の祖である真盛上人の御廟だそうです
この後は、宗祖大師殿へ。受付でここの唐門から見る琵琶湖は素晴らしいと聞きました。見どころの一つのようです
逆光で、しかも曇りでしたが、なるほどという感じでした