よく治療することを「手当て」すると言いますよね。
由来は字の通り、「手を当てる」ということからきてます。
でも、なんで手を当てることが治療になるの?
それは、神経の種類に関係します。
「ん?」と不思議に思いますよね。
神経いうのは、色々は太さのものがあります。
それぞれ呼び方があり、太い方から、
Aα(アルファ)
Aβ(ベータ)
Aγ(ガンマ)
Aδ(デルタ)
B
C
に分かれます。
実は痛みは主に一番細い、Cの神経を使います。
一方、皮膚を触れられた「触覚」は
2番目に太い「Aβ(ベータ)」を使って脳に信号を
伝えます。
また、神経が太い方が早く強く伝わります。
お分かりでしょうか?
痛みより、皮膚を触る触覚の方が優先的に脳に伝わるため、
手を当てると痛みが緩和されるわけです。
痛みが緩和されれば、あとは自然治癒力が傷や病気を
早く治してくれます。
子供の頃に風邪を引いた時、お母さんが額に
手を当ててくれると、なんとなくホッとして
苦痛から解放された経験はありませんか?
何気ないことですが、科学的にも根拠があるんですね?
では、今日はこのへんで。