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鼻毛録

鼻毛抜いたり長さ測ったりどうでも良いことをつらつらと



現実では出来ているつもりの心構えが、実は我が身すら騙す巧妙な演技であった、ということがままある。例えば善行をする際、それが真からのものなのか、あるいは多少の外面、外交上を意識した行いなのか、通常の意識下では判断し難い。我が身すら騙しているのだから、その発見に至るのも大変に難儀なのである。

 

ところが最近になって、己の偽善的態度が顕になった機会があった。夢である。現実での私は勝敗に拘らず、良きものは他人に譲る、とこう努めているのであるが、ある夢での私は、他人、しかも友人に対し完全に競争意識を持っていたのである。

 

目覚めた時の感覚は、まさに暴かれた、という心持ちであり、深層心理なのだと指摘されれば素直に納得せざるを得ない。それは私の弱点の一つだということは承知しており、表出せざるよう心掛けてはいたのであるが、態度を改めたのみに留まればそれは何の意味ももたらさず、単に問題を先送りしていたに過ぎなかったのである。

 

真からの改心というものが必要であれば、まずは己の欠点を知ることであろう。夢というものは非常に興味深いのみならず、なんとも優れた機能を持った現象であろうか。気付きを得た機会に恵まれたことにまずは感謝したいと思っている。