みなさん、こんにちは!
いなだ(@taotien)です。
10年うつを克服した経験と、1万人の心に寄り添った実績を活かし、「誰でもできるうつヌケ」のヒントをお届けしてます。
今回のブログは、こんな人におすすめ。
・うつの治し方がわからない
・うつが治るかどうか不安
・ぷっちゃけ、うつヌケって、どういうこと?
うつ病を対象にした調査によると、これまでにうつ病にかかった人の割合(生涯有病率)は、3〜7%と言われてます(※)。
ざっと14人〜33人に1人が一生のうちに、うつ病にかかる計算になります。
また、2013年の厚労省の調査では、わが国のうつ病患者数は約96万人と言わてます。
何が言いたいか、というと…
「うつをヌケられない人が多い」ってこと。
ボクも、そうでした。
うつをヌケるのに、10年かかりました。
しかし、「うつをヌケること」が、「どういうことか」を理解すれば、うつをヌケられるようになれるんです。
意外と、これを知らない人が多いので、記事にすることにしました。
この記事を読むだけで、あなたが得られることは次の3つ。
①うつヌケが、どういうことか理解できる
②うつヌケを理解できることで、1秒も早く、うつからヌケられる
③うつで、しんどいときでも、前向きになれる
30万部超えのベストセラー漫画『うつヌケ』を実写化したドラマ『うつヌケ』(KADOKAWA)の、第1話のモデルとなったボクが、ホントの「うつヌケ」を解説してまいります。
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目次
▪️1.なぜ、うつを「ヌケられない」のか
▪️2.ぶっちゃけ「うつヌケ」って、どういうこと?
▪️3.うつを「ヌケられない」ときの対策
▪️4.まとめ
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1.なぜ、うつを「ヌケられない」のか
結論からいいます。
「うつヌケ」の意味を理解されてないから、です。
「うつヌケって、うつが治ることじゃないの?」なんて声が聞こえてくる前に、お教えします。
残念ながら、うつは、治りません。
正解にいうと、完治しません。
でも、安心してください。
あなたも、うつをヌケられるようになれますから。
「どうやって?」という話ですよね。
ズバリ、「うつヌケ」の意味を理解できれば、うつをヌケられるようになれます。
2.ぶっちゃけ「うつヌケ」って、どういうこと?
結論からいいます。
「寛解」(かんかい)です。
寛解とは、ひとことでいえば、症状が落ち着いて安定した状態のこと(引用:国立国語研究所)。
精神科医で作家である樺沢紫苑先生は、著書『頑張らなければ、病気は治る』(あさ出版)で、こう言われてます。
私が考える「治る」の定義とは…、
苦痛や痛みや不安が今よりも軽減し、消失し、楽になる、症状がよくなる状態を「治る」と表現します、と。
つまり、うつの症状が10点から30点になったら、だいぶ治ったことになるんです。
うつをヌケられない人の多くは、「完全に治った」状態を目標にしてしまいます。
そうすると、いつまでたっても、うつは治りません。
「今より、よくなる」を、目標にすることで、うつは、みるみる治っていくんです。
つまり、10年うつを克服したボクが考える「うつヌケ」とは、「今より、よくなる」という、寛解なんです。
3.うつを「ヌケられない」ときの対策
とはいえ、そんなに簡単に、うつヌケできません。
そんなとき、どうするか?
ズバリ「お医者さんに手伝ってもらう」です。
ここでポイントになるのは、「治してもらう」じゃなく、「手伝ってもらう」というところ。
なぜなら、お医者さんに、うつは治せないから、です。
医学の父、ヒポクラテスはこう言ってます。
病気は人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医師はこれを手助けするものである、と。
大事なのは、医療の力をかりること。
家族や友人の支えをかりること。
医療の力をかり、家族や友人に支えてもらいながら、最後の最後は、自分の中の「治ろう」とする力が必要になるんです。
4.まとめ
いかがでしたか?
「うつは治らない」と聞いて、ショックだったかもしれませんね。
しかし、ボクはこの現実から、「どうしても、あなたに伝えたい」ことがあるんです。
それは、「うつは必ずよくなれる」ということ。
完治はしません。
でも、寛解は、できる。
実際に、10年うつを寛解したボクは、うつになる前より、元気に生活しています。
うつは、うつになる前の考え方や生き方が原因でなる結果にすぎません。
だから、うつを寛解した後が、うつになる前より、悪いはずがないんです。
そう考えると、うつは、あなたが「生きなおせる、きっかけ」なんです。
「完治」じゃなく、「寛解」をゴールに定めれば、必ずよくなれます。
がんばらないでください。
でも、あきらめないでください。
あなたは、必ず、うつヌケできますから。
もう大丈夫。
あなたは、あなたでいい。
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※川上憲人『世界のうつ病、日本のうつ病ー疫学研究の現在』医学のあゆみ、2006
▪️参考文献:『頑張らなければ、病気は治る』(樺沢紫苑著、あさ出版)
【稲田 貴久(いなだ たかひさ) プロフィール 】
1971年生まれ、愛知県出身。度重なるストレスから28歳で重度のうつを発症。2度の自殺未遂、3度の閉鎖病棟入院、10年に及ぶ壮絶な闘病生活を送る。うつを機に幼少期からの考え方と生き方を180度変え、生活習慣を徹底的に見直すことでうつを克服。2010年より学校、病院、自治体、東日本大震災被災地などで講演を重ね、10年間でのべ1万人を超える心に寄り添う。「経験者の言葉に背中を押された」「生きるヒントをもらった」という感動の声が後を絶たない。ドラマ『うつヌケ』モデルのほかテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、Yahoo!ニュースなどメディアに多数出演。現在はメンタルソングライターとして、精神障がい者支援団体への楽曲提供やイベントプロデュースをしながら自己治癒力を研究し、自らも再発予防を実践している。公式サイトこちら