父:「東京医科歯科大学を出て、歯医者になりなさい。」「パイロットになりなさい。」
母:「貴久が、しっかりしないからダメなのよ。」
夢が持てず、否定されて育ったよい子は28歳で重度のうつになりました。
無反抗だったぼくは、「自殺」という最大反抗期を大人になって迎えた。
旅行代理店でバリバリ働き、次期社長と期待をかけられるも、時代の流れに逆らわれず途方に暮れる日々。
闘病中に社会復帰を目指して障がい者のヘルパーをするも、社長からノイローゼと偏見を受けクビになる。
ぼくの逆境は果てしなく向かい風の連続でした。
10年に及ぶ壮絶な闘病で弱い自分と、とことん向き合い、振り返ると向かい風が追い風に変わっていました。
お父さん、お母さん、ありがとう。
ぼくは今、やっと「ぼく」になれました。
歯医者から敗者を学び、羽ばたく自分になれた。
もう自分をダメとは思わないよ。
ダメな自分でいいと思う。
でも、もう強くはならないよ。
46歳で生きなおした息子より。
いよいよ来週です!
とてもよい仕上がりに、思わず涙しました。
いろんなうつがあり、いろんなヌケがある。
涙あり笑いありのうつヌケです。
ぼくの体験はもちろん、うつ体験者エピソードをぜひご覧ください。
ドラマ『 うつヌケ 』
2018年9月29日(土)0時Huluにて独占配信!
毎週土曜配信(全6話)
出演:田中直樹、大後寿々花
原作:田中圭一 「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」(KADOKAWA刊)
監督:畔柳恵輔
主題歌:コレサワ 「泣く門には福きたる」(日本クラウン)
※Huluは、こちら
【稲田 貴久(いなだ たかひさ) プロフィール 】
1971年愛知県半田市生まれ。うつから取り戻した笑顔を届けるハートフルシンガー。度重なるストレスから28歳で重度のうつ病を発症。自殺未遂に追い込まれ、10年に及ぶ壮絶な闘病生活を送る。「死にたい」の裏側に潜む「生きたい」という心の悲鳴を聞いてから生き方ががらりと変わる。2010年より「命の大切さ」を伝えるために逆境を曲にして歌う独自なライブ活動を始める。学校や病院、行政主催の講演会で「歌で届ける命の輝き」をテーマに各地でトークライブを重ね、7年間で1万人を超える心に寄り添い、数多くの命を歌で救う。また、NPO法人や若者支援団体への楽曲提供やプロデュースを手がける。歌を聞いた人からは「心の奥底に響いた」「生き直しができた」という感動の声が寄せられている。現在は、うつ、ひきこもり、発達障害などの生きづらさを抱えながらも懸命に生きる若者たちと共にステージに立ち、希望の存在として活躍中。また、ドラマ「うつヌケ」の体験モデルとなる。メディア出演歴に、NHKほっとイブニング、東海ラジオ、中日新聞、朝日新聞、毎日新聞、TOKYO GRAFF ITI、Yahooトップなど。
2014年オリジナルアルバム「Smile」リリース。同年コラボシングル「チキンハートの唄」リリース。
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