久しぶりに京都に行きました。
その目的は、日本一無口な講演を聴きにいくためでした。

記念すべく10周年記念講演をされる方は、日本一無口な画家のたけさんこと、河村武明さん。

たけさんとの出会いは、僕が音楽活動を始めた2年前。今日でたけさんと会うのは4回目ですが、ずっと昔から、前世からのご縁のように感じます。

久しぶりの再会で、ご多忙にも関わらず、たけさんとゆっくりとコミュニケーションをとらせて頂きました。たけさんの活動、僕の活動、今後の展望、そして、「感謝の先取り」。たけさんが唯一、発することができる「ありがとう」について、たけさんはこう語る。

ビートたけしさんとの個展共演を果たすにあたって、たけさんは、たけしさんに個展共演のお願いの手紙を送った。周囲の人は「世界のたけしやろ! 無理、無理! アホちゃうか? 相手にされるわけがない」と口を揃えて言う中、「もし、もし実現したら奇跡。あかん場合は当たり前。やる前から諦めたらあかん!」と。

手紙を送った後は、先に宇宙・神に御礼を言ったそうです。「たけしさんと共演できてありがとう」と何回も。先に御礼を言ってしまうと実現することを「感謝の先取り」と言う。
コンビニのトイレのはり紙、「きれいにつかってくださってありがとうございます」。この感謝の先取りで、圧倒的にトイレがきれいになったと言われています。

その結果、オフィス北野の方から返事があり、なんと「OK!」
出展してくれる絵は、あの映画「HANA-BI」に使用された絵。

こういった不思議な「ありがとう」のチカラを綴った、自叙伝を発刊され、ホームページで販売されてみえます。1冊500円(税別)。

僕も拝読させて頂きましたが、かなり勉強になりました。
また、不思議と僕の活動との共通点が多かったです。

たけさんが、ビートたけしさんとの共演をされたように、僕もたけさんとの共演に向けて、「感謝の先取り」をしております。
たけさんが作詞された詩に、僕が作曲をさせて頂いております。
タイトルは、その名も「ありがとうの唄」。

近日中にレコーディングをして、デモを作り、たけさんにお届けします。

いつの日にか、たけさんの個展で、この唄を歌う自分をイメージしております!

そして、僕も自叙伝と称したアルバム制作に向けて、これまた「感謝の先取り」を継続したいと思います(^ ^)



今日の講演、初めてお聴きしましたが、笑顔あふれる素敵な講演でした。たけさんのお人柄が、にじみ出ていました。

たけさん、10周年おめでとうございます! ありがとうございます!






たけさんのプロフィール
1967年生まれ。現在京都市在住。2001年10月、突然、脳梗塞で倒れ、48時間後に救出されるものの、失語症と言語障害、聴覚障害、右手麻痺という重い後遺症を残す。「もう死んだほうがましだ」という深い絶望感の中、残った左手を使って絵と詩を表現し始める。
表現者として自活することを決め、退院を待たずに、自作のポストカードを京都のストリートで販売する。
その活動がマスコミから注目を集め、新聞やテレビ、雑誌などの取材が相次ぎ、あの世界のビートたけしさんとも個展の共演。現在は、全国での個展、無口な講演、企業広告、雑誌の連載など、その活動は「日本一無口な絵売り」を超えて、広がり続けている。

オフィシャルホームページhttp://hyougensya-take.com/

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