東京のクライントLさんの長女Mちゃんが、
ある日、学校から帰って来て報告してくれたそうです。

「ママ、ママ、あのね!Mね!代表に選ばれたんだよ!!」

「何の代表?」

「1年生の想い出の作文を、体育館の台の上で読むの。みんなの前で!」

「えー、すっごーい!!1年生でMだけなの?」

「そうだよー!先生がね、とっても素敵な作文だから、
 代表に決めました、って言ったの!!読みたい?」

「読みたい、読みたい!」


・・・ね、あなたも読みたいでしょ(笑)。


では、ご紹介しましょう!


   *   *   *


わたしが、この一年かんで できるようになったことが 三つあります。



一つめは,プールのことです。

ようちえんのころは、プールに入ることさえ できませんでした。

一学きは、ビートばんをつかっても およげなくて 

プールがきらいでした。

でも、二学きになってから けのびができるようになって

どんどんプールがすきになりました。



二つめは、かん字や かたかなや ひらがなが かけるようになったことです。

二学きになって かていがくしゅうちょうの まるが 

二じゅうまるになりました。

どんどん ごうかくシールがふえて

おかあさんにほめられて 

おばあちゃんにも おじいちゃんにも ほめられて 

みんなにほめられて 

じぶんがすきになりました。

気もちって だいじだなと おもいました。

字を ゆっくり ていねいに かきました。



さいごの三つめは、人の気もちが わかるようになったことです。

ともだちが ないていたら 

じぶんから こえをかけるようになりました。

みんな えがおになりました。



二年生になって たのしみなことは 一年生との学校たんけんです。

一年生と手をつないで学校を一しゅうしたいです。



やさしい二年生になります。



   *   *   *


お母さん、泣けちゃったそうです。

がんばり屋さんで、完璧主義なところのあるLさん。
自分の子育てについても「イヤイヤ・・・」「まだまだ!」と、
なかなか認めようとしませんでしたが(笑)、

あなたがお母さんだったから、
きっと、こんなに素直でやさしい子に育ったんだと思います。


ほめて育てると、いろんないいことが、ありそうですね。