愛知県西尾市の「殉国七士廟」の『追悼碑:大島浩獄中の書』を訪問慰霊致しました | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

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”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。

「JR岡崎駅」より
「IR三ヶ根駅」まで列車で10分。

 

「IR三ヶ根駅」より
徒歩1時間の距離にあります。

 

◆追悼碑:大島浩獄中の書

 

 

●大島 浩(おおしま ひろし)

1886年(明治19年)4月19日
- 1975年(昭和50年)6月6日)

日本の陸軍軍人、外交官。
最終階級は陸軍中将。


<アドルフ・ヒトラーと握手をする大島氏(1942年)>

 第二次世界大戦前から
戦中にかけて

駐ドイツ特命全権大使を務め、

日独伊三国同盟締結の
立役者としても知られる。


<南フランスのドイツ軍防衛拠点を視察中の大島氏(写真中央、1943年)>

 終戦後の極東国際
軍事裁判では

A級戦犯として
終身刑の判決を受けた。


<極東国際軍事裁判時の大島氏(1947年)>

<碑 文>

 

表文:妖雲鎖獄朔風腥昨夜三
   更殞七星暴戻復讐還太古
   雪冤何日靖忠霊

   録哭殉難七
   僚友獄中作 〇山〇



裏文:

妖雲獄を鎖して朔風腥し 
昨夜 三更 七星殞つ 
暴戻の復讐太古に還る
冤を雪ぎ何れの日か 
    忠霊を靖んぜん

    殉難七僚友を哭し獄中作を録す
     陸軍中将 駐独大使 大島 浩

     昭和六十年四月吉日 建立



 忌まわしい雲が
巣鴨の獄を閉ざして、

北風が
血なまぐさく吹いている

 このようなとき 

昨夜晩く七人の高官たちが
死刑になった



 暴逆非道なる 
この復讐は 

あたかも太古に還った
野蛮な行為であることよ



 冤罪を雪いて 
いつになったらこの七人

忠義な霊魂を

安らかにすることが
できようか



  殉難のために身命を捨てた
  七僚友の死を悼み、

  慟哭して
  獄中の作をここに録する

 

 

   二松学舎大学名誉教授 
        石川 梅次郎 訳

 

 

 

謹んで
祓い、鎮魂を
行わせて頂きました。