鹿児島県肝属町にある「海蔵観音(かいぞうかんのん)」を慰霊参拝致しました | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

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”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。

「鹿児島中央駅」から
「鴨池港」までバスにて20分。

 

 

「鴨池港」からフェリーで
「垂水港」まで40分。

 

「垂水港」から
「鹿屋バスセンター」まで
バスにて30分。

 

「鹿屋バスセンター」から
「海蔵」まで1時間半。

 

「海蔵」バス停から
徒歩15分の距離にあります。



<掲示板より>


<これより目的地に向かいます。>

 海蔵観音
(かいぞうかんのん)と
古石塔(こせきとう)

 

<表示板があるのが嬉しいです。>

一九六五(昭和四〇)年に
この観音像を修復出す際、


<山道をしばらく下りますと・・・。>

台座下から仏像の作者が
造立の由来を記した

銘札が発見された。


<お堂が見えました。>

 それによると、
一六八一(延宝九)年に

宮之城島津家の仏師
鳥居次郎兵衛尉が

 

<これが・・・。>

高山郷にあった
地福寺(現在の福祉会館)を

アトリエにして
制作した。

 

<五輪塔と宝塔の残闕だそうです。>

願文には、
海蔵坊の住職達心法師の追善と、

当時の島津藩主

一九代光久公と
二十代綱貴公、


<それでは扉へ向かいましょう!>

それに
地頭福屋助佐衛門の

無病息災、武運長久、
子孫繁栄を祈願して

造立したとある。


<閂がかかっています。>

 完成して海から運ぶ際、
海蔵近くで船底に穴があき、

船が沈みそうに
なったとき、


<扉の向こうには・・・。>

アワビがその穴に
吸いついて塞ぎ

観音は無事
安置されたという。


<観音像と罰当たりなヤモリが一匹。>

口伝によると、

この集落では
アワビを食べなかった。


<なるほど。>


 子孫繁栄祈願の
信心から

安産祈願の
菩薩として崇められ


<端正なお顔立ちでいらっしゃいます。>

近郷近在から

妊婦を伴った
家族の参詣がたえない。


<これが全体像になります。>

 仏像の材質は楠、
高さは一.〇六m、

端正な顔立ち、
流麗な作風から


<プレミアム焼酎「魔王」がお供えされていますね。>

一七八一~一七八八年
(天明)のころの

大阪の
名人彫刻師といわれた

堀尾五右衛門の作
とする文献もある。


<ホトケに「魔王」とは此れ如何に?>

 観音堂横には

三十七基の五輪塔と

宝塔の残闕
(ざんけつ)があり、

南北朝から
戦国後期のもの

と言われている。


<はるばるこの海を経て運ばれて来たのでしょうね。>

 尚、未回収のものが
周辺の竹藪にある。

 二〇〇九年八月
  肝付町教育委員会



 地元の皆様の
信心の対象となり

貢献されていらっしゃる
観音像に

 

 

謹んで
祓い、鎮魂を
行わせて頂きました。