< 解 説 >
一概にご先祖といっても
あまり
ピンと来ない人が多い。
古い時代に
生きた先祖と
自分とは別者である
という考え方である。
<あ~、そうだった。あなたとわたしは違うんだ。>
しかし、
私たちは例外なく
父と母から生まれ、
その私には、
それぞれの遺伝子が
50%ずつ入っている。
これは父も母も
同様であり、
それぞれが
祖父母の遺伝子を
受け継いでいる。
<父も母もそれぞれが祖父母の遺伝子を受け継いでいる>
このことに
疑いの余地はなく、
これは神秘でも何でもなく
明白な事実であると言える。
こうした事実を
科学するのであれば、
私たち一人一人には、
膨大な先祖のデータが
蓄積されているとわかる。
つまり、科学的に見て
私たちは先祖そのもの
と言えるわけである。
<科学的に見て私たちは先祖そのもの>
では、
どこからどこまでを
自分の先祖というのか。
実は地球に生命体が
生まれるところにまで
遡ることができる。
<「生命の起源」ついに明らかに? >
もっと言えば、
その生命体が
生まれる元になったもの全て、
と見ることもできよう。
それを我々は
広義の神と呼ぶ。
<解明・宇宙の仕組み「ブラックホール成長の秘密」>
現在の自分の面影に、
父の母のそれが
あるのであれば、
そこには
わずかながらに
神の面影があるはずである。
:映画「時の面影」より>
それは
悠久の歴史を超えて
現代に顕現する
神の姿
<悠久の歴史を超えて現代に顕現する神の姿>
と言ってもいい。
そう。それは
過去の全てであり、
未来に継承されるであろう、
時空を超えた
イノチの姿なのである。
<未来に継承されるであろう、時空を超えたイノチの姿なのである>
【大野靖志】
<「遠津御祖神(とおつみおやのかみ)
についての金言集」より抜粋>