珍獣

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うちんちのちんじゅう達

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いわきでルオー展がやっていた。

 

都合がついたので、ちょっと遠いが行ってきた。

 

ルオーは小林秀雄が好きな画家で、その影響で画集やあちこちの常設展で数点をみていたが、まとまって作品を見ることはなかった。

 

今回の展示では初期から後期の作品を一同に見ることができた。初期はどの作家でもそうだが重々しい油絵が並んでいてすこし暗い気持ちになった。

ルオーの特徴の極太の輪郭の人物画は比較的初期から描かれており、ミセレーレの版画はどれもよかった。

特に「ミセレーレ」15(清らかだった唇に、苦い味)の少女の絵には心奪われた。

 

人物のいる風景というタイトルの絵も数点あったが、シンプルな構図で、目鼻のない人物が描かれていて、熊谷守一の絵のようだった。

最晩年のマドレーヌ(展示会のポスターに使われている絵)はミセレーレとは一転、色彩豊かで、ルオー老人がたどりついた境地を感じた。 

 

家に帰り小林秀雄の文章をみると

同じ頃の「ピエロの顔」についてこんな記述があった

 

「叩きつけられた絵具が作る斑点と、顔料を分厚く盛り上げて引かれる描線との対照は、いかにも荒々しく烈しいものだが、其処に、極めて繊細な和音が発生し、皿全体が鳴るのに気付いて驚く。これに聞き入っていると、こういう美しい物が生まれて来る、創り出されて来る、その源泉ともいうべきものに向かって誘われていくような、一種の感覚を覚えるのである」

小林秀雄 「ルオーの事」

 

芸術作品に触れたときの、言葉に表せないなんともいえない感情を小林秀雄は見事に文章にしてくれる。

 

 

 

 

 

以前、種から育てた蓮栽培について、報告していましたが、翌年越冬に失敗し全滅していました。それ以来蓮栽培は休止していました。昨年ある人から蓮栽培にと水瓶?(便壺ではないとのこと)を頂きました。今年はこの水瓶をつかって蓮栽培を再開することにしました。

といっても、蓮根も種もないので、結局はインターネットで蓮根を購入しました。近所の蓮池からこっそり取ってくるのは大人なので自制しました。

3月30日

水瓶に黒土をいれ、油かすや煮干し(物の本には身欠きにしんをいれるとかいってあったので、)をまぜ、蓮根を配置。

みずをいれ、毎日観察。

浮葉→立ち葉→蕾→開花となるが待てど暮らせど葉がでてこない。

いれた水にはボウフラがわき、何だが異臭。

しかたなしに布袋草を投入。蓮より布袋草が栄える。

7月29日

8月になってからようやく立ち葉があがってきました。

このころは近所の蓮池はもう花が咲いている。

今年の開花はあきらめていた8月末。

えへへ。

みつけましたよ。蕾。

 

開花をまつこと数日。

9月3日ついに開花。

しかし、なんだが花が変。

大賀蓮のような凛とした感じではなく、くしゃっとした感じ。

大賀蓮は朝ひらき、昼過ぎには閉じるのに、この蓮はひらきっぱなし。ちょっと品がない。

というのも、インターネットで購入したこの蓮は、激安、品種不明、咲くまでお楽しみの訳あり蓮根だったのです。安物買いのなんとやら、、、、

まぁそれでも花びらの美しさには心惹かれました。

 

来年はこの株を更新するか、新規に大賀蓮を購入or密漁するかは現時点ではわかりません。

とは言え、蓮栽培は楽しい。

いっそのこと庭に池作って、蓮池にしちゃおうかな。

 

七夕です。

福島では12年ぶりに星空が見えるそうです。

ラジオで言っていました。

会津にきて12年目(たぶん)。

空を眺めましたが、milkyway見えず。

月明るすぎます。

 

久しぶりでなにを書こうかとおもいましたが、

庭の植物です。

 

日々雑草との格闘です(常に完敗)。

 

そんなですが、すこしずつ庭も出来上がってきました。

ラインナップは芍薬、ジキタリス、フェンネル、ツワブキ、オダマキ、アガパンサス、コデマリ、オオデマリ、いちご、クリスマスローズ、キングサリ、ムクゲ、バラ、ダリア、サンショ、スズラン、百合水仙、タイム、スペアミント、レモンバーム、カモミール、チャイブ、ギボウシ、ヤマボウシ、エゴ、芝桜、アジュガ、シャクナゲ、モッコウバラ、ラベンダー、菊、アヤメ、ナツツバキ、マユミ、ホタルブクロ、ヒューケラ、紫陽花、ヤマブキ、クロッカス、スノードロップ、スノーフレーク、ムスカリ、シラン、彼岸花、蓮、布袋草、吾亦紅、ツユクサ、ガーベラ、ビオラ、ブルーベリー、チューリップ、フキ、スギナ、スギナ、スギナ、スギナ、スギナ、スギナ、スギナ、スギナ→∞などです(順不同)。

 

お気に入りは芍薬とジキタリス。

どちらも薬草ですね。

芍薬も6年目ですこし根詰まりしているのか、今年株分けしようとおもっています。

ジキタリスは会津の夏はあつすぎるみたいで、2年目に枯れます。それなので脇芽をとって、挿し芽にして延命させています。今年は根が動き出してから株分けしたので、ちいさい花しかさかず、かわいそうなことをしました。

 

今後育てたいのはトリカブト、藤。

 

 

現在、紫陽花、ラベンダー、ダリア、百合水仙、カモミールが咲いています。

これから盛夏になると花が少なくなるので寂しいです。

 

 

 

やきものに出会って15年。

知れば知る程、奥深い世界。
知れば知る程、遠い世界。

作り手ではなく使い手になろうとも思う。
それでもやはり作りたい。

最近知った言葉
100年学んで、馬鹿のまま死ぬ

100年作って、下手のまま死ぬでもいいではないか。


毎日寒いです。
日は長くなりましたが、まだまだ寒いです。
春が待ち遠しいですね。


帰省したら、2匹の野良猫が居着いていました。
こいつら

よくみると白い方は目の色が違うんです。
オッドアイっていうみたい。


無性に猫に触りたくなる時があります。
ねこの股ぐらの匂いを嗅ぐのが好きです。
ひなたの匂いがします。
ご無沙汰しております。
会津は雪、雪、雪でげんなりしています。
降雪量は会津にきてから一番かもしれません。

そんなこんなで自家焙煎珈琲始めました。
というのも、引っ越してから珈琲屋さんが遠くなり、珈琲豆をなかなか買いにいけなくなってしました(引っ越す前は自宅まで届けてもらっていた)。一回に大量に買うと豆が劣化するので、どうしようかと考えていたところ、生豆は保存状態がよければ長期保存が可能ということを知りました。それなら前から興味があった自家焙煎をやってみようと
コレ↓かってみました。
コーヒー焙煎キット カセットタイプ!アウベルクラフト

カセットコンロにおいて、くるくる手回しで焙煎するいたって簡単なもの。網目は5mmのものです。


豆はkg単位で購入。焙煎済とくらべ生豆はかなり安い!
手順としては生豆を購入して、悪い豆を除きます。
ハンドピックという作業で、これだけで珈琲がおいしくなるそうです。
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黒いのとか、小さいのとか、破片のやつとか、虫食いとか、なんだか気に入らないのをはじきます。
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豆によっても不良豆の量がかなり異なるみたいです。

優良豆は焙煎機にいれ、焙煎スタート。
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使い方はこの動画で詳しくおじさんが教えてくれます


10分ほどでこんな感じ↓に
焙煎むらもなく(素人目には)、良い感じ。
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1回めは自宅のコンロでやりましたが、家中が焦げ臭くなり、チャフ(珈琲豆の皮)がとびちり悲惨なことになりました。2回めからは工房でカセットコンロでやりました。
天気の良い日は屋外でやるといいかもしれません。

焙煎直後は味がおちつかないので、一晩おいて、この人に挽いてもらいました。
ジョリジョリー、ジョリノー、とインディージョーンズのテーマ曲を口ずさんで挽いてくれます。$珍獣


そしてネルで淹れて
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味は普通にうまいです。
プロが焙煎した珈琲豆のほうが美味いに決まっていますが、自家焙煎すれば焙煎数日の一番いい状態の豆を味わえるし、好みの焙煎具合にもでき、なんといっても自分で焙煎すると豆の一粒一粒が愛おしく感じることができます。

それにしても誰が考えたかわかりませんが、豆をこんなに焦がして、細かく挽いて、お湯入れて飲む、珈琲とはなんとも素敵な飲み物ですね。
ご無沙汰しています。
とても元気にしています。

先日、日本民藝館のバーナード・リーチ展にいってきました。

リーチの作品はところどころで数点みたことはあったのですが、まとめて見たのは今回が初めて。

民芸館所有のリーチ作品がならんでいました。リーチの窯があるイギリスのセント・アイヴスで焼かれたものや、日本各地の民窯で焼かれたものがありました。
印象に残ったのはセント・アイヴスでやかれたSlipwareの皿とタイル。
Slipwareは山羊の図で、ガレナ釉の味わいある黄色に惹かれました。
それを飾っていたフランス製の飾り棚も素晴らしかったです。
タイルは素朴な鉄絵でしたが、絵かきでもあるリーチの伸びやかな線に感動しました。


もう一つ驚いたことは民芸館の混雑ぶり。
民芸ブームみたいですね。若い女性の多いこと。
嬉しいことです。

現在、日本橋高島屋でもリーチ展が開催中です。
それにもいってみようと思っています。民藝館のとは出処が違うみたいですね。

掲載していいかどうかわかりませんがリーチのタイル2つ 
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これはうちにある舩木さんの鹿の陶板
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こっちは瀧田さんの陶板