僕は偉い人は嫌いである | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

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指示、命令、管理は人材と組織をダメにします。「自分で決め、考え、行動する」指示ゼロ、自己決定の組織運営でチームは驚くほど活性化します。
ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

先月27日、28日に手しごと&産直市「おてんとさんぽ」が行われました。
今年で4回目。初回は弊社が主催で行いましたが、2年目からは地域の人と実行委員会をつくり運営しています。


こんな素敵なメンバーです


実は、僕は99%ノータッチで、発案から立ち上げは弊社の3人のスタッフが行いました。
じゃあ1%は何したの?っ思いますよね?
当日の音響DJと後片付けです(笑)


さすがに子どもが寄ってこない…


僕の友人も県外から大勢、遊びに来てくれましたが、皆さん一様に「なんてオープンな雰囲気なの?」といいます。
実はそれには理由があるんです。

偉い人がいないのです(笑)

従来型の組織は限界に来ている
僕は、これまで色んな会議に出てきました、一番イヤなのは、偉い人がいる会議です。
名士とか、肩書きが立派な人。
いや、正確に言うと、それをアイデンティティにしているヤツが嫌いなのです。
そいつが会場に来ると、席にみんなが挨拶に行ったり、挨拶で「昨今の経済情勢は…」なんて雰囲気が嫌いなのです。
意見は言うが、アイデアは出せない。

あ、いつになく怒ってる、オレ(笑)
まあ、そんな事で怒っている僕もつまらないんだけど。

プチ偉い(と思っている)人の集まりもイヤ。
「自分たちが地域をリードする」なんて意気込んでいるけど、一般の人(ってなんだ?)には何やっているか分からない。
あ、特定の団体を言っているんじゃありませんよ(笑)

僕の好きな人は肩書きに縛られていない人です。
昨年、郡単位の教育機関の頂点に立つ「偉い方」が出席する会議に出たことがあります。
会議の後、養護学校を視察したんですが、その先生、障がいを持つ児童を見かけると、真っ先に歩み寄って、「勉強は楽しいかい?」なんて話かけるんですよ。

「立場上、話しかけるべき」なんて匂いは微塵もしない。
内部の職員かと勘違いするような自然さでそれを行う。

カッコいいよね。

僕は偉い人が嫌いなのである。

まるでJazzのセッションのような組織
おてんとさんぽの実行委員会には、色んな立場の人が集まります。
中には(肩書き的には)偉い人もいます。
どんなヤツなのか?そしてどんな事が出来るのか?
それが重要で、年上は敬うが、地位は関係ない。

個性が強いので衝突することもありますが、自然と「あるべき方向」へ進んでいきます。
自分の自由も大切にするが、集団の文化と、イベントの成功は忘れない。

硬直化、予定調和、権力、主従関係…
そんな眩暈のするようなものとは無関係な世界、果てしなく自由で積極的で、個性的で、そして責任感に満ちた世界なのです。

そう、それはまるでフローを奏でるJAZZのセッションのような関係なのです。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!