最悪の弱みを最高の強みに変え、集客に成功したレストランの事例 | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

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指示、命令、管理は人材と組織をダメにします。「自分で決め、考え、行動する」指示ゼロ、自己決定の組織運営でチームは驚くほど活性化します。
ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

■ターゲットを絞り込むことでメッセージが鮮明になる、絞り込むことで似たような欲求を持った人が集まる。

僕が主催する塾「オンリーワン事業モデル構築セミナー」の塾生さんにすごく素敵な女性がいます。
レストランを経営しています。

ちょっと変わったレストラン。
扉が分厚く、一見さんは入りづらい。
中に入ると、焼酎のボトルがあったり、清々しい窓もない。

そう、実はこのレストラン、スナックなのです。
昼間が空いているからレストラン部門を立ち上げたのです。

善し悪しを評価せずに自社資源を眺めてみる
この条件だけ見ると、レストランにはずいぶん不利に思えますよね?
でも、彼女はそうは考えなかった。
塾の中では、自社資源を洗い出し、それを活用して「誰かを喜ばせられないか?」と考えます。
徹底して考える。参加者みんなが協力してアイデアを出します。

そこで彼女は気付いたのです。
自社の「宝」を活用すれば「ある特定の人」に喜んでもらえると。

宝とは、「自分にもスタッフにも小さい子どもがいる」「防音バッチリ」「カラオケがある」
そう、最初はマイナス要因だったものです。
特定の人とは「小さな子どもを持つママさん」です。
そこで、ターゲットを「思う存分外食を楽しみたいけど、子どもが騒ぐから遠慮しているママさん」に設定しました。

そしてチラシづくりに着手しました。
チラシの基本を1から学び、最初は少ない枚数、白黒の安印刷でテストします。


テストが終わってからカラーで仕掛けます
(クリックで拡大します)


これが大ヒット。
昼間から、スナックの分厚い扉を開いて集うママさん達…
想像すると面白い(笑)

ターゲットを絞り込むと意外な人が顧客になる
実は、仕掛けてみて驚く現象が起きました。
それは、子育てがとっくに終わったおばちゃん達が大勢来てくれたのです。
何が起きたか分かりますか?
「まわりに気を使わないでおしゃべりをしたい人」の心に訴求したのです。
おばちゃん世代にも同じことを思っている人がいたのです。

おばちゃん達、全然遠慮しないだろ!…

ってツッコミが聞こえてきそうですが(笑)

よく、ターゲットを絞り込むとお客が減ると躊躇する人がいますが、実は逆なのです。
絞り込むことでメッセージが鮮明になる。
絞り込むことで似たような欲求を持った人が集まる。

そういうことです。

業態がレストランから「元気創造の場」に変わる
このレストラン、最近「足つぼマッサージ」のサービスを始めました。
レストランで足つぼマッサージって不思議に思えますが、このお店に関しては違和感はありません。
なぜなら、すでに「食事の提供業」ではなく「元気創造業」に変身しつつあるからです。
この視点に基づき。これからさらに新サービスの開発が行われることでしょう。

自社資源を洗い出す→それを活用して喜ばせる人を設定する→仕掛ける→商品・サービスのラインナップが増える→業態が進化する

そんな流れが出来るわけです。

商売って面白いですね~!

それでは今日も素敵な1日を!


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「オンリーワン事業モデル構築セミナー」の本年度のコースが決まりました。

【開催要項】
■日程:11月12日(水) 12月10日(水) 1月14日(水)
(全日程にご参加いただけることが条件です)
■時間:いずれの日程もAM10時~PM5時まで
■受講料:53000円(税込み、昼食代込み)
(実習にて弊社エリアで仕掛ける折り込みチラシ代2万円が特典としてつきます。紙代と印刷代はご負担いただきます)
■定員:6名
■お申し込み方:メールにてお申し込みください。
kwd.shinya@gmail.com