社員の能力開発で失敗した経験 | 会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営

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指示、命令、管理は人材と組織をダメにします。「自分で決め、考え、行動する」指示ゼロ、自己決定の組織運営でチームは驚くほど活性化します。
ブログでは実践と研究で得た知見をお伝えしていきます。

■無いものを出せと言っても絶対に出てきません

$会社が勝手に良くなる指示ゼロ経営
人材の活用ってパズルのようだと思います。



おはようございます。
なぜかここ数日、じんましんに悩まされています…
とくかく痒い。

関係ありませんが、「痒い」という字って、字面からして痒そうですよね…

さて、今日は能力開発の話です。
指示ゼロ経営では自立心の強いスタッフが求められますが、採用の時に、特別な方法でそれを持っているか見極めます。

ここが肝心。

自立心に限った事ではありませんが、最初から持ち合わせていない能力は育ちません。
いや、育つかもしれませんが、ものすごく時間がかかります。

例えば、30歳の人間であれば、30年間かけてつくったものを数年で変えることは困難ですし、そもそも変えるというのが不自然。

教育機関ではないので、そこに時間とコストを費やすわけにはいきませんしね。


持っていないものを出せと言っても絶対に出来てきません。

僕は、何度もこれで痛い失敗をしました。
「入社してから育てればいいや」なんて軽く考えて、それがお互いの不幸を生み出したのです。

だから、採用するポジションに必要な能力要件を明確にし、それを持っている人材を採用するようにしました。


これは採用に限らず、既存のスタッフにも言えることです。

「持っているものを活用して事業と役割をデザインをする」
「持っているものを伸ばす」


これが中小企業の現実的な人材の活かし方だと思います。


無い物ねだりはストレスになりますからね。

持っていないものを出せと言ってないか?
チェックしてみてはいかがですか?


今日も自分の価値を最高に発揮しましょう!