■売った時点はゴールではありません
弊社では、年末に年賀状印刷サービスを行っています。
これが結構儲かる。
数万枚を印刷するのでマシンが故障することもありますが、ゼロックス社のサービス体制にいつも助けられています。
電話をすれば電光石火のごとく来て、あっという間に解決してくれる。
マシンだけでなく、PCやネットワークも見てくれます。
そこまで徹底するのは、ゼロックス社が、自分たちのミッションが印刷機を製造し販売することではなく、「それを通じ、顧客のビジネスを成功させること」だと認識しているからです。
建設機械メーカーのコマツは、重機1台1台にGPSとセンサーを取り付け、マシンの稼働状況を一元管理しています。
これにより、不具合が生じた時に(生じる前に)迅速に対応することができています。
マシンの故障は納期に影響を与える大問題ですからね。
絶大な支持を集めているようです。
売った時点はゴールじゃない。
お客様にとっては、買った時点がスタートなのです。
「快適に使っていただくこと」
「具体的な『利』を得ていただく」
それを真剣に考え、実現することが大切なのだと思います。
マーケティングを学ぶと販売が上手になりますが、本質を見誤ると痛いしっぺ返しを喰らいます。
気を付けなくちゃですね。