■リアルタイムではなく、ずっと時間が経ってから感謝される人たち
1月8日の朝、AM4時くらいに突然“ある方”のことを思い出しました。
僕が予備校時代にお世話になった、小論文のS先生です。
22年ぶり、なぜ急に思い出したかは分かりません。
「もしかして亡くなったのか?」
不安になりインターネットで検索をかけたら、まだ現役で活躍されていて嬉しくなりました。
S先生は小論文の秘訣について、一貫して「独創的で普遍的」を主張されていましたが、今でもブレていませんでした。
ハッとしました。
僕は確実にS先生の影響を受けている事に気づいたからです。
たった1年間お世話になっただけなのに。
その瞬間に、小学校時代から現在に至るまでにお世話になった先生方や先輩の声がリアルに脳裏に浮かびました。
自分に影響を与えて下さった方々…
自分の謎が解けたような、何とも清々しい気持ちになりました。
読売新聞に「私の先生」というコーナーがあります。
著名人が、自分に影響を与えた恩師について語るコーナーです。
それを読んでいて思うことがあります。
「恩師を思うことで、改めて己を知り、それにより未来が描かれる」
自分に対する理解を深める、自分という存在を言語化することができます。
そして、そんな自分が「何をもって、何を成すのか」…在り方と未来が描けるのだと思います。
たくさんの方の影響を受けて、今があります。
これから、僕は、どんな人と出会うのだろうか?
そして、どんな影響を、出会った人に与えられるのだろうか?
そんなことを感じ、2013年がスタートしました。
それにしても、先生方はリアルタイムではなく、ずっと時間が経ってから感謝されることが多いと思います。
大変な職業です。
今夜はゆっくりと恩師のことを思ってみてはいかがですか?