最近の能力の磨き方は、自分に合った職場でプレッシャーやネガティブな感情にならない環境がオススメされていますね。
けれども、私が最近出会った「この人仕事ができる」と感じた人から聞いた話は、真逆の状況でした。
彼女の経験から学んだことは、どんな状況でも意識の持ち方で結果をプラスにすることができたという内容です。
本当の自分を生きることで、家族関係を『再構築』するスペシャリスト加藤 昇(のり)です。
ステップアップした彼女に「前はどんな職場だったのですか?」と聞きました。
答えは要求されるレベルがとても高い厳しい職場でした。
「そこでどれくらい働いたのですか?」の答えは「18年」でした。
「え!?なぜ18年も?」と聞くと、「辞めると言うことも怖くて、怖くて言えなかった」と。
過酷な環境に18年もいると、メンタルや身体に症状がでることが多いです。
しかも、怖くて辞めると言うことができなかったという資質だとなおさら・・・
そこ「18年も勤めたら、能力が高まったでしょう?」と話題を変えました。
すると、彼女の表情がパッと変わり、声も話し方も堂々と自信に満ちたものに変わりました。
情熱的に自分のスキルや成長過程を語ってくれたのです。
彼女はその職場で、それを可能にするためにどんなことができるかを常に考え工夫しました。
彼女には受け身ではない自己決定感がありました。
彼女の行動力と柔軟性が、彼女を病気から守り、成長への道を切り拓いたのですね。
もちろん、これからの時代は彼女が経験した職場環境は改善されていくことが望ましいです。
終わらせたい古い時代の繰り返しを勧めるものでもありません。
彼女は気づいていないようでしたが、ステップアップした今の仕事では使わない磨かれた能力は
将来の仕事の可能性を広げる要素になるだろうと感じましたね。