日本人に馴染みの深い「腹」という言葉を使って、心と体の関係についてのお話です。
最近では「腸」の重要性が解明されてきています。
「腹」を鍵にした言葉を残した先人たちは、身体と心と無意識レベルのつながりまでわかっていたのでしょうね。
本当の自分を生きることで、家族関係を『再構築』するスペシャリスト加藤 昇(のり)です。
「腹」という言葉は、私たちの内面に秘めたものを表現するときに理解しやすいです。
感情や思考、過去の経験、そして新たな決意は、私たちの内なる「腹」にため込まれることがあります。
なので「腹にためる」という表現は、感情や思考、過去の経験、そして新たな決意を内に秘めることです。
それは私たちの内面でずっと溜まり続け、ある時がくると心や体の症状として表れることがあります。
これらを受け入れ、解放することで、私たちはより健康的な生活への道を切り開くことができるのです。
認知症と診断される人の中には、まるで人格が変わったように大声を出したり、暴言や行動で周りの人たちが、驚き困り果てる状況を作る人がいます。
脳の制御が利かなくなったためなのか?
腹の解放をするため制御をしなくなったのか?
どちらの可能性もあるようですが、「腹にためる」ことの影響は大きいですね。
ただ、「腹にためた」ものは、本人の主観で創られた物語なので、周りの人がどう向き合うかは、それぞれ違ってくるでしょう。
そして、「腹に落とす」「腹を決める」「腹をくくる」という表現があります。
これは、過去の経験や内面の物語に向かい、前に進む決意を表す言葉です。
感情や思考、過去の記憶を受け入れ、解放し、自己成長につなげることができるのです。
潜在意識を解放して自分を生きることと同じですね。
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