昨日は休日だったtaoです。
出かける予定でしたが
米朝首脳会談を見ていたら夕方になってしまい
一日中家にいました。
米朝会談は合意文書が包括的な内容だったため
具体性に欠けるという批判もありますが
ボクの印象はちょっと違います。
●キーパーソン登場
まず意外だったのが、
拡大会合に強硬派のボルトンが同席していたことです。
ボルトンは非核化プロセスのキーパーソンであり
彼が同席したということは非核化に関しては
ある程度の合意が出来てるんだろうなと思いました。
来週ポンペイオとボルトンが訪朝することになっており
そこで具体的な非核化プロセスが公表されるかどうか注目です。
非核化プロセスを小出しにしていく感じでしょうか。
ただし、トランプやボルトンの任期を考えると
15年かかると言われている「完全な非核化」は難しいかもしれません。
●アメリカ中間選挙に向けて
11月にアメリカの中間選挙があります。
そこから逆算すると、今年後半のイベントは
こんな感じになるのではないかと予想します。
11月 アメリカ中間選挙
10月 金正恩訪米
9月 制裁一部解除
8月 長距離弾道ミサイル廃棄
6月7月 非核化プロセス(部分的)発表
日本もアメリカに歩調を合わせていく必要があるでしょうね。
●拉致問題の行方
会談でトランプが拉致問題を提起したと言われていますが
具体的に何を語ったのか想像しますと
「拉致問題の交渉担当者を決めろ」ということだと思います。
現在、日朝関係は交渉チャンネルが途絶えており
日本側はその回復に苦慮しています。
そもそも日朝間で2014年にストックホルム合意を交わしたのですが
2016年の長距離弾道ミサイル実験に反発する形で日本は制裁を決定し
これが北からは「ストックホルム合意破棄」と見なされ
交渉窓口が消滅してしまいました。取り付く島がない状態です。
こういった状況を考えると日朝交渉再開が公になるのは
長距離弾道ミサイルが廃棄される8月以降になり
日朝首脳会談は年末ぐらいになるのではないかと思います。
何人か帰ってくるかもしれません。
以上、楽観的な予想でした