ブラムという若いビーバーがいました。彼は静かな小川にりっぱで頑丈なダムを作ろうと、何週間もポプラの丸太を一生懸命かじり続けていました。

ある夜、春の雪解け水が急に増して、川は勢いを増し、ブラムの傑作は跡形もなく流されてしまいました。彼は茫然とし、全てを失った気がしました。

浅瀬に片足で立つ老いたアオサギのエララが、瞬きもせず穏やかな目でその様子を見つめていました。

「水があなたの作品を奪ったのね」とエララは静かに言いました。「でも、流れが何を残したか、まだ見ていないでしょ。」

翌朝、ブラムは散らばった丸太が深く穏やかな渦を作り、そこには太ったゆっくりした魚がたくさん集まっているのを見つけました。

ブラムはこれを恵みだと喜びました。ところがエララは、森の端に影を落とすように首をかしげました。

「魚はたくさんいるけれど」とエララは警告しました。「こんなごちそうは、きっと目を覚ましたクマの注意を引くわ。」

その日の午後、巨大なクマが木々の間から現れ、鼻をふくらませながらブラムを泥だらけの川岸へと追い詰めました。

恐怖にかられたブラムは、愚かな喜びが自分を破滅に導いたのだと確信して、後ずさりしました。

「クマは恐れをもたらすけれど」とエララは冷静に言いました。「でも、その重い足が、あなたの後ろの分厚い棘の茂みを押しつぶしてくれたわ。そこに隠れなさい。」

ブラムが押し開かれた茂みの中へ飛び込むと、どんな捕食者も近づけない、乾いた安全な洞穴がそこにありました。

そこで彼ははっと悟りました──川はダムを壊しもしたが、大事なことは水をコントロールすることではなく、その変化に身を任せ、柔軟に生きることにあるのだと。