**あなたのいる場所から始まる道:**
まさにあなたが座っている場所から始まる道があります。石や土でできていないので、目には見えません。それは意図、ただ一つの優しい思いからできています。「もし私がこれだけではないとしたら?」この思いが最初の一歩です。そして、あなたはすでにその一歩を踏み出しているのです。

**帰らざる門:**
この道を歩いていくと、門に辿り着きます。門は2本の高い柱でできていますが、そこには鉄格子がありません。開けるものは何もありません。通り抜けるには、到着した時の自分であろうと努力するのをやめるだけでいいのです。その努力を解き放った瞬間、あなたは通り抜けます。そして、あなたの後ろの道は消え去ります。それは、あなたが戻れないからではなく、もはや戻りたくないからです。

**落ち葉を掃く老人:**
前方で、老人が羽根でできた箒で小道の落ち葉を掃いています。あなたは長い間彼を見つめていました。彼が掃くと、また落ち葉が落ちます。彼が掃くと、また落ち葉が落ちます。ついにあなたは尋ねました。「落ち葉が落ち続けるのに、なぜ掃くのですか?」彼は顔を上げて微笑みました。「落ち葉を掃いているんじゃない」と彼は言いました。「心を掃っているんだ。落ち葉はただの言い訳に過ぎない。」

**ほうきの教訓:**
彼はあなたに羽根のほうきを手渡します。それを手に取ると、信じられないほど軽いことに気づきます。それで掃くのに力はいりません。掃くと、落ち葉が落ち、また掃きます。そしてあなたは理解し始めます。重要なのは道を切り開くことではありません。大切なのは、道の上に立ち、動き、今ここにいることなのです。落ち葉はあなたの思考です。それらは必ず落ちていきます。掃くことはあなたの意識であり、それは何度も何度も優しく戻ってくるのです。

**谷でもある山:**
あなたは歩き続け、山に着きます。それは広大で、古く、頂上は雲の中に消えています。しかし、近づくにつれて、奇妙なことに気づきます。その山は谷でもあるのです。斜面は外側にも内側にもカーブを描いています。登っているのか、それとも下っているのか、わかりません。老人があなたのそばに現れ、「これがあなたの人生の山だ。困難な部分は登り、穏やかな部分は下り。どちらも同じ山だ。どちらか一方がなければ、もう一方などありえない」と言います。

**上へ流れる小川:**
山の脇に小川が流れています。しかし、それは上へ流れています。水は重力に逆らい、頂上に向かって踊るように流れていきます。あなたはひざまずき、両手をカップ状にして飲みます。その水は希望のような味がします。老人は言います。「これはあなたが成長していく流れだ。外の世界の法則には従わない。あなたの精神の法則に従う。ここでは、癒しが最も傷ついた場所へと流れ込む。ここでは、平和があなたの疲労に応えて湧き上がる。」

**壁のない小屋:**
山の中腹(あるいは谷を下ったところ)に、小屋が見つかります。屋根はありますが壁はありません。雨は入ってきませんが、そよ風は入ってきます。陽光が差し込むと同時に、土の香りも漂っています。中では、小さなストーブの上で紅茶が淹れられています。カップが一つだけあります。老人が手振りで示します。「座りなさい。休みなさい。ここは君が生涯かけて築き上げようとしていた場所だ。世界を遮断するのではなく、圧倒されることなく迎え入れてくれる隠れ家だ。」

**忘却の茶:**
紅茶を注ぎます。それは琥珀色で、夕暮れの光が差し込んでいます。一口飲んだ瞬間、何かが解き放たれるのを感じます。掴み続けてきた記憶、磨き上げてきた恨み、肥やしにしてきた恐怖。それらは消え去るわけではありません。ただ、もはや聞く必要のない雑音のように、重要ではなくなるだけなのです。

**湯気の中の鏡:**
紅茶を飲むと、カップから湯気が立ち上り、空気に鏡を映します。その鏡に映るのは自分の顔ではなく、自分の本質――光でできた形、絶えず変化し、捉えどころのない姿です。それが美しいのは、完璧だからではなく、生きているからです。老人は囁きます。「これが君の真の姿だ。葉っぱでも、山でも、小川でさえもない。君は掃除をし、登り、水を飲む者だ。君は意識そのものだ。」

**残された羽根:**
あなたはお茶を飲み終え、立ち去ろうとします。テーブルの上に、老人は箒から一枚の羽根を残していきました。「これを受け取りなさい」と彼は言います。「掃除は仕事ではなく、取り戻すことなのだと思い出させてくれるだろう。自分が誰なのか忘れてしまったら、この羽根を握っていなさい。手ではなく、心の中に。思い出しなさい。君は葉っぱではない。葉っぱが落ちるのに気づくのは、君自身なのだ。」

**背後に現れる道:**
あなたは小屋を出て振り返ります。山は消えていました。谷も消えていました。小川も、門も、老人も、すべて消えていました。あるのは道だけです。あなたの背後と目の前に伸びています。そしてあなたは理解します。どれも「外」には存在しなかったのです。すべてはあなたの内側にあり、想像によって現実となるのを待っていたのです。その旅は、ある場所へ行く旅ではなく、ある見方へ到達する旅だったのです。

**羽根はまだそこにある:**
胸に手を当てます。心臓の奥の空間に、かすかで、あり得ない一枚の羽根の存在を感じます。重さはありません。すべてを包み込みます。思考の葉が密集しすぎて落ちそうになったら、息を吸って、一瞬の静寂とともに、その羽根に手を伸ばし、思い出すことができます。あなたは掃除屋です。あなたは意識です。あなたはいつもここにいて、見守り、待ち、いつでも戻ってくる準備ができている存在なのです。