嗜みと楽しみ -5ページ目

安心の値段

コンピュータウィルス、不正アクセス、フィッシング詐欺などなど...

インターネットは便利だし楽しいし仕事でも使います。
でも危険もいっぱい。
アンチウィルス、ファイヤーオール、セキュリティソフトは
必需品です。

いえいえ、私はインターネット以前の時代からセキュリティソフトと
お付き合いさせていただいています。

怪しいサイトを見に行かなければウィルスなんて心配しなくていいと
言う人もいますが、ウィルスの感染経路はインターネットだけでは
ありません。
最近はUSBメモリ経由での感染が増えています。
会社の中や友人同士のやり取りの他、写真屋さんの店頭にあるデジタル写真を
受け付けるパソコンからの感染もあります。
雑誌の付録のCDやFDにウィルスが入っていたこともありました。

ウィルスはどこから来るか分かりません。
やっぱりセキュリティソフトは必要だと私は思います。

ではどれを選べばいいのか?

ソフトの機能や性能の評価については、詳しくて解りやすい解説を
してくれているサイトがたくさんあるのでそちらにお任せして、
私は値段から考えてみようと思います。

ありがたい事に無料で提供されているセキュリティソフトもあります。
私もいくつか無料ものを使っていますが性能も使い勝手も十分満足です。
それもそのはず、無料のものの大半は市販品の機能限定版として
提供されているのですから。

世の中には
「高機能な無料版があるから、わざわざ有料版を買う必要は無い。」
と言う人もいます。
そうでしょうか?

無料版で有名なのは
avast!
AVG
Avira
の3つですが、3つともより高機能な有料版を販売しています。
有料版を買ってくれる人がいて会社の経営が成り立っているから
無料版の提供ができるのです。
もしみんなが無料版しか使わなくなったら、無料版の提供が止まって
しまうでしょう。

マイクロソフトでも Microsoft Security Essentials という
セキュリティソフトを無料配布していますが、本当に無料でしょうか?
Windows やワード、エクセルといった製品を販売した利益があるから
こその無料配布です。
Windows やオフィスソフトの値段に最初から上乗せされているという
考え方もできます。

一見無料に見えても、誰かがどこかでお金を使ってくれた結果としての
無料版ですから、パソコンとインターネットの安全安心のためには
やっぱりお金が掛かるということです。

では、幾ら使えばいいのか、幾らが妥当なのか?
そのあたりを次の記事で考えたいと思います。




心持ちによって 2

知識のある方なら1の記事を読んで、データを見るだけなら
もっと簡単にできるのにと思ってますよね。

今回の作業で私が心掛けているのは、息子さんの形見の
パソコンなので、できるだけ息子さんが使っていた状態
そのままで復旧させることです。

パソコンをバラバラに分解してデータを取り出して終わり、
ということにはしたくないのです。

パスワード解除、パソコンの復旧とは直接関係ないのですが、
今回手掛けたパソコンはかなり古いこともあり(2002年製)、
WindowsXP Proがプリインストールされているのに
標準搭載メモリが256MBとちょっと少なめ。

W氏は復旧がうまくいったらそのままパソコンを使い続けたい
とのことでしたので、メモリを増設を提案しました。
実はW氏のところにうかがう前に行き付けの中古ショップで
目星を付けていました。
W氏の了解を得て早速ショップに向かったのですが、
この4時間くらいでお目当てのメモリはすでに売れていました。

ちょっと困りましたが、別のショップに行ってみたところ
ジャンクの投げ売りメモリがなんと1枚百円。
裸で何十枚もガチャガチャと箱に入れられた状態なので、
静電気で壊れている可能性大。
それなりにリスクはありますが、とりあえず3枚買ってみました。

幸運にも今回は無事起動。
新品で5,000~10,000円、保証付きの中古でもその半額くらいですから
かなりお得な買い物でした。

これでメモリは512MBに。
XP sp3でもそこそこ使えます。

こういう品定めが中古やジャンクを買う楽しさですね。





心持ちによって 1

1ヵ月ほど前に知人のW氏の息子さんが亡くなられました。
その息子さんが使っていたパソコンの中に大事な情報が
あるかもしれないと思い、W氏がパソコンを立ち上げたところ、
パスワードが分からなくて中を見ることができませんでした。
困ったW氏は私に何とかならないかと相談してきました。

ファイルを確認したり取り出すだけなら、中のHDを他のパソコンに
つなぐかLinuxのCDでブートすれば即解決なのですが、起動順が
HDの方が高くなっていてCDブートができない。
それならとBIOSの設定を変えようとしたらBIOSにもパスワードが
掛かっていました。

ノートパソコンのBIOSパスワード解除は結構大変な作業なので、
プロの中古パソコンショップでもパスワードが掛かったままの
中古品を売っていることも珍しくありません。

亡くなった息子さんも中古で買ったらしいので、パソコンの
状態から想像するに、パスワードの掛かったものを買った
ようでした。

Windowsのパスワード、BIOSのパスワード、どちらかひとつだけなら
解除もなんとかなるのですが、両方となるとかなり苦戦しました。

でもなんとかBIOSの解除に成功。

BIOSパスワードの解除方法はパソコンによって様々ですが、
一般的なものとしては、

バックアップ電池を外す。
解析ソフトを使う。
DIP SWITCHの設定を変える。

等があります。
今回はDIP SWITCHの設定で解除できました。

こういう技は悪用されると困るので、具体的な方法を
書くのは迷うところですが、今回は私もネットの
情報にずいぶん助けられたので、同じように困っている人の
助けになればと思い書いています。

次はWindowsのパスワード解除です。
これはCDでブートして解析ソフトを使えばいいのですが、
更なる問題発生。
ブートローダーが壊れていて解析ソフトがWindowsの
パーティーションを認識できない。
CDドライブの動作が不安定で、CDブートが失敗することが
ある。

その日はここで時間切れ。
また日を改めてお邪魔して作業を続けることにしました。

2010年の中古パソコン事情 1

私のパソコン歴は20年以上ですが、もう10年以上新品を購入していません。
最近はもっぱら中古パソコンばかり買っています。

これまで自分なりに中古を見る目、買いかどうかの判断基準を
培ってきたつもりです。
また今では中古パソコンを見て回るのが趣味になっている私ですが、
ここ1年くらいの中古パソコンの状況にはかなり驚いています。

何に驚いているかと言うと、程度の良い中古が増えて、しかも値段が
ぐっと下がってきたんです。

理由はいろいろあるのでしょうが、私が特に重要と思っているのが2つ。

1.中古パソコン再販用に正規のWindowsライセンス提供開始(2009/4/24)
2.Windows7 の登場(2009/10/22)

すべての中古品に当てはまるか分かりませんが、Windows が付属したままでの
再販は違法になる場合があります。
なので真っ当な店ではハードディスクの中身を消去して、ライセンスシールを
はがして販売しています。


余談ですが先日知人が中古を買おうとしていました。
彼は自分でネット通販で品定めをして私に意見を聞いてきました。
残念ながら Windows が違法品でしたので購入するべきでないと
アドバイスしておきました。

ちなみにそのネットショップは楽天市場に出店しています。
こんなに堂々と違法品を売る店も店ですが、違法品の出品のチェックが
出来ない(しない?)上に、infoseek のフリーメールに
ショップが無差別に広告メール送れる楽天のシステムって...。

話を戻します。


違法品を売る または Windows を削除して売る。

正規品を付けて売る。
では
後者の方が明らかに売りやすいし買いやすいですよね。

しかも安いんです。
「Windows XP Professional」だけを買うと2万円くらいしました。
私が3ヵ月前に買った中古は「Windows XP Professional」の
正規ライセンスが付いて2万1千円でした。
こうなるともう、Windows におまけで中古パソコンが付いている状態です。

vista も 7 もいらない、XP で十分という人にとって、
この再販用ライセンスがどれだけお徳か分かりますよね。

花嫁の兄のように

9月29日に妹と二人だけの送別会をしました。
妹と言っても本当の妹ではなく、妹のように思っている女友達ですけど。
歳の差でいくと親子ほども離れているけど、娘っていうよりは
やっぱり妹って感じ。

私の方も転職に引越しといろいろ忙しいことが重なりここ2ヵ月ほど
お互いに近況報告を出来ないでいたら、突然25日に
「しばらく会えなくなります。」
とメールが届きました。

驚いた私は慌てて彼女のスケジュールを押さえ、29日に
お昼をを食べながら別れを惜しんできました。

「いったい何があったの?」
と話を聴き始めてちょっと拍子抜け。
答えは
「旦那と同居することになった。」
な~んだ心配して損した。

彼女は結婚しているけど、旦那を単身赴任させて自分は実家で
仕事に遊びに気ままな独身生活を送っていました。
旦那が最近仕事が忙しくてかなり参っているらしく、
とりあえず10月から旦那と同居することになったとのこと。

愛しの旦那さまと一緒に暮らせるのを喜んでいると思いきや、
彼女は不満いっぱい。

専業主婦になって家にこもるなんてイヤ。
旦那の世話するのイヤ。
地元離れるのイヤ。

すれ違いが元で離婚した私は、
「夫婦はやっぱり一緒に暮らした方がいいと思うよ。」
「もっと旦那を大事にしてあげて。」
なんて、もっともらしいアドバイスをしてみたけど、
「それは夫婦によってそれぞれ違うでしょ!私達は今のままがいいの!」
と、あっさり却下。

下手な口出しは程々にして二人だけのお別れを楽しむことにした。

お互いにここ2ヵ月の出来事を話していて衝撃の事実が判明。
彼女は、私が彼女を嫌って連絡をしなかったと思ってたとのこと。
引越し荷物持って実家に帰る途中に彼女のところに寄って
あいさつしたのに...(涙)

まあ、この誤解が解けただけでも会った甲斐がありました。

彼女の幸せを願い送り出したい気持ちと、引き留めたい気持ち。
花嫁を送り出す家族ってこんな気持ちなのかなとぼんやり考えながら
彼女の笑顔を眺めていました。

引越しの準備で忙しいところを呼び出したから一緒にいられたのは
ランチを食べ終わるまでの短い時間だったけど、いい時間を
過ごせました。

彼女は2,3ヵ月で戻ってくるからって言ってたけど、
旦那との同居と別居、どっちが彼女の幸せなんだろう?