学生時代の切ない思い出教えて! | 馬頭琴・ホーミー演奏家、田岡峰樹のブログ

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馬頭琴とホーミーの話、演奏会の話、
は中心にはならなさそう(^^;;)。
まあ、なんでも書いていくことにします。

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本日のネタ二連発(笑)。

学生時代の切ない思い出。
中学校の三年生の写生大会の時のことです。

テーマは「街の風景」で、
私は自分なりに気に入った絵が
描けたつもりでいました。

そして後日文化祭の時に
それらの絵が全て展示され、
各クラス5人くらいの委員の投票によって
銀賞がクラスで三人、金賞が一人選ばれました。

発表は文化祭の最終日に
絵自体に銀や金の色紙で目印が
付けられていたので、
受賞者はすぐにわかりました。

受賞作が決まったと言うので
私は友達とその様子を見に行ったのですが、
なんと自分の絵に銀紙が貼ってあったのです。

「あれ、お前の貼ってあるやん」

一緒に行った友人も喜んでくれました。
私も絵で賞を取るなんて初めてのことで、
とても舞い上がっていたのを
覚えています。

でも文化祭の閉会式で行われた
授賞式で「切ない」事件は起こりました。

「受賞した人は、
本人はわかっていると思うので
起立してください」

と先生からアナウンスされ、
私は喜んで立ち上がりました。
でも他の人は展示を見てなかったのか、
誰も立ち上がりません。
先生はしょうがないなあ、
と言う顔で受賞者の名前を順に読み上げました。

「、、、以上です」

私は真っ青になりました。
私の名前は入っていなかったのです。

自分から立ち上がった手前
そこで座るわけにもいかず、
まるで受賞した人のように式が終わるのを
待っていました。
実際に賞状を受け取るのは
代表だけだったので、
気が付かない人は気が付かないだろうと、、、

「お前なに図々しいことしてるんや」

クラスに戻って何人かの友達に非難され、
笑われました。

「でも銀紙が貼ってあったんだよ」
「幻を見たんかいな」

結局展示を片付けた後
金銀の紙は全て外してしまったので、
私の絵に本当に貼ってあったのか、
私と友人の記憶にしか証拠はありません。

誰かが銀紙を貼る作品を
間違えたんだろうなあ、
と思うことにしましたが、
その後すっかり絵を描くことが
嫌いになりました。