こんにちわ
カウンセリングルームみんなの居場所
代表の三上道代です
今回は思考の学校で学んだ私の変化シリーズ
その回10目として10こ目の変化について
お伝えしたいと思います。
思考の学校で学んだ私の変化 その10:
両親に心から感謝できるようになった(父親編)
思考の学校で学んだ10個目の私の変化は
両親に心から感謝できるようになったことです。
思考の学校で最終的に目指していることは
両親に心から感謝することであり
親には愛しかなかったと気づくことです。
私はそのためにロンダ・バーンさんの
ザ・マジックにチャレンジし
28日間連続で行う感謝ワークを4クール実践しました。
確かに28日間ワークを続けることで
それまで気づかなかったたくさんのことに気づき
感謝できるようになっていました。
【心から感謝出来ない両親へのわだかまり】
しかし、心から両親に感謝できるようになったかといえば
そう言い切れるまで感謝が出来ていないと感じていました。
父親にも母親にも素直に感謝できない
しこりのようなもの
わだかまりのようなものがあったのです。
私は父へのわだかまりと母へのわだかまりについて
取り組んでみました。
【父へのわだかまりへの取り組み】
今日は父との取り組みでどのように
感謝できるようになったかについてお伝えします。
父へのわだかまりは
多分私が小学校低学年の頃だったと思います。
私を可愛がってくれた
寝たきりになっていたおばあちゃんに
酒をあびるほど飲んでへべれけ状態の父が
「おまえなんか死んでしまえ!!」
と大声で罵ったことにです。
父親のその言葉を聞いて私は凍り付きました。
私は「寝たきりのおばあちゃんに
なんて酷いことを言うんだろう!?」
「寝たきりで動けない体で
ただでもしんどいはずのおばあちゃんが
どんな思いで聞いているんだろう!?」
と思うと胸が張り裂けそうでした。
その時、おばあちゃんは
何を言っているかは聞き取れませんでしたが
泣きながら父に何かを言っているのが
寝床のむこうから聞こえました。
父親が酔って毒を吐くのには慣れていましたが
「言っていいことと、悪いことがある!!」
「絶対に許せない!!」
と心の底から思いました。
暴言を吐いた父に怒りを感じながら
おばあちゃんを庇ってあげたいのに
下手なことを言うとさらに父に怒鳴られるのが怖くて
ただ立ち尽くしていました。
父親に対する苛立ちと同時に
おばあちゃんを助けることもできない
ふがいない自分に情けなく感じ
胸が張り裂けそうな思いで
その場に立ち尽くしていたことを思い出します。
【自分と向き合う】
私はその時父親に言いたかった怒りを吐き出し
怖くて何も言えなかった幼い自分に
「お父さんがおばあちゃんに
ひどいことを言っているのを聞いて辛かったよね」
「おばあちゃんを助けたいのに、
お父さんが怖くて何も言えなかったよね」
と寄り添い
その時の辛い気持ちや父に対する怒りの気もち
自分が情けないという思いを受けとめてあげました。
【父への理解】
その時以前父親のことを相談した時
宮益先生に言われた言葉が蘇ってきたのです。
それは
「父さんがお母さんやおばあちゃんに暴言を吐くのは
一番甘えられる存在だからです」
という言葉でした。
私はハットしました。
「お父さんは、あんな形でおばあちゃんに甘えていたんだ」
「自分の持っていき場のない思いをぶつけていたんだ」
「それほど追い詰められていたんだ」
と自然に父親が暴言を吐いた
本当に意味を理解したのです。
それは父親が加害者で、
おばあちゃんが被害者という
私のそれまでの捉え方とは違っているものです。
【父への理解と感謝】
それまでの父への怒りや
おばあちゃんが可愛そうだという思いが消えて
父はおばあちゃんに暴言を吐いて
甘えなければならないほど追い詰められていたこと
その辛くて苦しい人生から逃げずに
妻である私達の母親が亡くなった後
男手一つで私達を育ててくれたことに思いが及びました。
父は第二次世界大戦に出兵しています
出兵する前の父は
父の弟が
「おにいちゃんのような良い人を他に見たことがない」
というほど優しい好青年だったそうです。
結婚した母ともラブラブで
戦地にいった恩給を全て母へのプレゼントにあてて
送ってきたのだそうです。
終戦後はフィリピンで4年間の捕虜生活を経て
ようやくたどり着いた日本の地で、そして我が家で
聞かされたのが父の父親である祖父から
妻(私の母)がレイプされ
子どもを身ごもり中絶していたという事実です。
長い戦争や捕虜生活で
もうすでに心は壊れかけていたはずです
その事実を聞かされた父の心は
壊れてしまうのも当然だと思います。
どんな思いで母と暮らさなければならなかったのか
そして、その妻を私が5歳の時に亡くしました。
5人の幼い子供達を抱え
頼りにしていた祖母は寝たきるになって
どれだけ大変だったのか
私が大人になった今だからわかります。
もう酒を浴びるほど飲んで
心を麻痺させなければ保てなかったのだろうと思います。
そして、カウンセリングなどの
心のケアがまだ普及していない時代でした。
唯一甘えられるのは
おばあちゃんだったのかも知れません。
何故おばあちゃんにあんな暴言を吐いてしまったのか
ようやく私なりの理解が出来ました。
そして父を目の前にイメージして
「今まで気づいてあげられなくてごめんね」
「今までどんなにお父さんが大変な想いの中で
生きてきたのかわかったよ」
「おとうさん、本当にありがとう」
と伝えてイメージに中で父とハグをしました。
イメージの中の父親は
私をハグしながら目を細めて喜んでくれました。
そんな私を長い間待ってくれていたかのようでした。
今までずーと父親に心から感謝できるようになりたい
と思っていた願いが、ようやく叶った瞬間でした。
父に心から感謝するのに
何十年もかかってしまいました。
永い間求めていた心境にようやく辿りつけて
「ようやくこの心境にたどり着けた」
と安堵の思いとすがすがしい気持ちになりました。
今回は思考の学校変化シリーズの
両親のへの感謝が出来たこと
その父親編をお伝えしました。
次回は母親編をお伝えしたいと思います。
お楽しみに~~
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
心から感謝を込めて
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思考の学校上級認定講師 三上道代