「子育ての16の前提条件」 | みんなの居場所「大切なあなたへのメッセージ」

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カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表の三上道代です。
このブログでは、
みなさんのお役に立てそうな内容を記事にして
皆さんにお伝えしたいと思います。
是非お楽しみに。

前提条件9:

取り込んで欲しい言葉を

かけてあげましょう

 

 

皆さんはどんな言葉を

お子さんに投げかけていますか?

今回は皆さんの言葉がお子さんに

どんな影響を与えるかについてお伝えします。

 

子供は親の言葉を例え辛いと思っても

自分の中に取り込んで育ちます。

 

そして、親から自立した後も

自分の中のもう一人の自分として

無意識のうちにその言葉を投げかけます。

 

これが、多くの相談者の面談を通して

感じている私の感想です。

 

子供時代、

親の言葉を辛いと思って聞いた人達が、

今もその言葉が浮かんで苦しんでいます。

 

相談者を苦しめる親から言われた言葉とは・・・

「なんでできないの!!」

「なんでこれしかできないの!!もっと頑張りなさい!!」

「本当に、あなたはだめね~!!」

「このバカ!!」

「お前はだめだ!!」

等の出したダメ出しの言葉です。

 

そして、この親から言われたダメ出しの言葉を

成長すると今度は自分に言うようになります。

 

親と同じようにダメ出しをして自分を否定し、

自信を無くし気持ちも沈み

行動も消極的になっていきます。

そして結果も出せません。

 

また、人と関わることにも

消極的になり孤立しがちです。

 

これが負のスパイラルとなって

本人を苦しめている例を多く見てきました。

 

皆さんの投げかけた言葉は

そのままお子さんに取り込まれて、

今度は皆さんがいなくても、

お子さん自身が自分に

投げかけるようになります。

 

できればお子さんに

取り込んでほしい言葉を

伝えてあげましょう。

 

その為の言葉として

アドラー心理学でいわれている

「勇気づけ」の言葉が役立ちます。

 

①   できない部分より出来ている部分を認める

×「半分しかできていないじゃない」

○「半分はできたね」

 

②   結果ではなくプロセスを認めてあげる

×「そんな結果しか出せなかったの。」

○「大会に向かって毎日よく練習したよね。すごく頑張ったよね」

 

③   感謝を伝える

「お皿を洗ってくれてありがとう」

 

そして、お子さんがうまくできない時は

その気持ちにも寄りそってあげましょう。

「できなくて辛いよね。」

「でも大丈夫だよ」

「次は頑張ろうね」など・・・・

 

皆さんのお子さんが、

その言葉を取り込んで自分に

言える大人になった時、

たとえ皆さんが傍にいなくても、

辛いときは自分を励まし寄り添うことで

困難を乗り越えることができるでしょう。

 

そして、自分の能力や才能を

発揮して生きていくことができるでしょう。