その3:
0歳~12歳までは
子供と遊びましょう
楽だからという理由で子供をテレビに任せたり、スマホを渡して一人遊びをさせたり、仕事が忙しくて子供と遊べないなどの状況は、子供に深刻な打撃を与えることが考えられます。
親と遊ぶことが少ない子供は脳の発達が遅れてしまうという研究結果が示されています。
ジャマイカの貧困地域の研究では知能の発達が遅れている子供がとても多く、その原因は栄養不足だろうと思われていました。そのことを不審に思った大学の研究者が知能の遅れている子供を対象に実験を行いました。
片方のグループの親たちには栄養補助食品を与える。もう片方のグループには親子でたくさん遊ぶように指導しました。
どちらも週に1回2年間続けたそうです。
それから30年、子供たちが30代になって結果を調べました。
栄養指導したグループよりも、親子で遊ぶように指導したグループのほうがはるかに立派に成長していたという結果が出ていました。
結果は、親子で遊んだグループのほうが
・知能指数が高い・・・
・攻撃的な行動が少ない
・自制心が強い
・平均して収入も高かった
つまり、貧困地域で育った子供の知能が低かったのは栄養不足が原因ではなく、子供と遊ぶ親が少なかったことが最大の原因だったということです。
時間ができる限り遊んであげること。いろんな場所に連れていき、脳に刺激を与えてあげることが重要です。
子供の知能と精神性の土台は、親との遊びを通して育まれます。子供が生まれてから小学校までは、できる限り親子一緒に遊んであげましょう。