「6つの効果的関わり方」 | みんなの居場所「大切なあなたへのメッセージ」

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カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表の三上道代です。
このブログでは、
みなさんのお役に立てそうな内容を記事にして
皆さんにお伝えしたいと思います。
是非お楽しみに。

その1:子供の気持ちを

     言葉にしてあげましょう

これから、子供の知能や精神、情緒等などの

発達に重要な影響を与える7つの関わりについてお伝えしていきたいと思います。

 

そのためのポイントが子供の気持ちを言葉にしてあげることです。

【例】

子供:犬を見て「わーわー」

母親:「わんわんいたね。かわいいね」

 

子供:あくびをする

母親:「眠たいね。ねんねしようね」

 

子供:おむつが濡れてぐずる

母親:「おしめが冷たいね、すぐにかえましょうね」

 

というように子供の気持ちを言葉にしてあげます。

 

 子供の気持ちを言葉にしてあげることが、脳の発達に最も重要であることがわかってきました。ハーバード大学の児童発達研究センターでは、このような親子のコミュニケーションに名前を付けて、サーブとリターンと呼んでいます。

 

サーブ:赤ちゃんのしぐさや行動

リターン:お母さんが子供の気持ちを言葉にしてあげる行動

 

 リターンしない親に育てられた子供は脳の発達が遅れてしまう。

具体的には、感情―認識―言葉―記憶を制御する領域同士の繋がりが貧弱になってしまい、その結果本来の能力を発揮できなくなってしまうという結果が出ました。

 

 そして、精神的にも感情的のも不安定な人になってしまいます。

 

 親のリターンは子供の脳を発達させる大切な情報となるのです。健全な脳の成長には子供の気持ちを言葉にしてあげることが重要です。