みんなの居場所「大切なあなたへのメッセージ」

みんなの居場所「大切なあなたへのメッセージ」

カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表の三上道代です。
このブログでは、
みなさんのお役に立てそうな内容を記事にして
皆さんにお伝えしたいと思います。
是非お楽しみに。

 

こんにちわ

カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表
の三上道代です

 

 今回は皆さんの人間関係に最も影響している
親との関係が人間関係の雛形である法則
についてお伝えします。

 【人間関係の雛形は親である法則】

私たちは親との関係を無意識のうちに
他の人たちに重ねて反応しています。

 

 その結果困るのは、
気が付かないうちに親との間に起こった問題を
他の人たちと繰り返してしまうことです。

 

今回は親に感じていたイメージを気付かないうちに
周囲の人たちに重ねてしまっていた
A子さんの例をご紹介します。

【A子さんの例】

私の相談室にこられたA子さんはひとりっこで、
子どもの頃から
「おまえは一人っ子だから我儘だ」
「人に甘えてはいけない」
「一人で出来るようになりなさい」
といわれて厳しく育てられました。

 

 厳しさの中には言葉の暴力や
家事の強要もあったようです。

 

 このように父親や母親から
A子さんが寂しい時や心細い時には親に甘えること、
自分で出来ないときは親を頼ること、
自分の望む欲求を親に伝えること、
自分の言いたいことを親に言うこと等を
許されずに育てられました。

 

 そしてA子さんは両親にいわれるままに

両親の為に尽くし、
どんな厳しいことを言われても
自分が悪いと思い我慢して育ちました。

 

そんなA子さんが相談室に訪れたのは
自律神経の症状に

悩まされるようになったからです。

 

 A子さんの話を聴くと
両親との関係
会社の人間関係
夫や子供達との関係など、
A子さんを取り巻くあらゆることが
両親との関係に酷似していたのでした。

 

そして、カウンセリングを通して
A子さんはそのことに気づき、
本当は親に厳しく言われて辛かったこと。

 現在の親との関係も辛いし、
会社の上司や同僚との関係も辛いこと、
家族との関係も夫に暴言を吐かれ
妻というよりは奴隷のように扱われて辛いこと、
子どもたちからも言いたいことを言われ、
お金をせがまれたり

休日には孫を連れてやってきて
孫の世話を丸投げされるので
休みたくれも休めないことなどを語りました。

 

 A子さんのいるどの場所にも
心が休まる場所はなく

自律神経のバランスが崩れるのは
無理もありませんでした。

 

 そして、本当はA子さんがどう感じていて、
どうしたいのかを整理していきました。

 

そして、A子さんは決して

「自分は我儘ではなかった」こと、
「親や会社の人たちや夫や子供達の
自分に対する態度や欲求は不条理である」
ことに気づき、
それを周囲の人達に伝えることが

出来るようになりました。

 

A子さんの中で
「母親も父親も厳しく、自分を攻撃し奴隷のように扱う存在である」
「自分は我儘でありいわれても仕方がない存在である」
「自分は自分の力で一人で生きられるようにならなければいけない」
「父親も母親も頼りになる存在ではない」
このような両親に対する認識を
無意識のうちに会社の人間関係や家族にも当てはめ
似たような状況を作っていたことに気づきました。

 

そのことに気づいたA子さんは、
やりたくないことは断わり、
不条理だと思うことには
ノーと断ることができるようになり、
自分の親とも我慢せずに
対等に付き合うようになっていきました。

 

 一番先に変化したのは一緒に住んでいた夫でした。
これまでA子さんに暴言を吐き奴隷のように扱っていた夫が
次第にA子さんを労い自分のことは自分でする様になりました。
子供達にも「休日はおかあさん休みたい」と
言えるようになりました。

 

 これまでのA子さんの最大のストレスだった
職場の上司や同僚のいやがらせに対しても、
いやがらせをされたらきちんとやめて欲しい
と主張できるようになりました。

 

 そして、上司や同僚以外に人達がA子さんを理解し
味方になってくれるようになりました。

 

 「先生、この前○○さんにこれまでは
会っただけでも動悸がしてたのに動悸しなくなりました」
「もう、○○さんがいても気になりません」
と嬉しそうに報告してくれました。

 

このようにカウンセリングをしていると
A子さんと似たような人たちは非常に多いと感じています。

【私の例】

これは私の例ですが、
私は人に甘えたり頼ったりするのが非常に苦手です。


その原型はやはり

母親との関係にあることに気づきました。
私の母は身体が弱く横になりがちで

私が5歳の時に亡くなりました。
幼い時の思い出ですが母は

子育てや家事に追われいつもしんどそうでした。


幼い私は母に負担をかけるのが不安で、
決して母に我儘を言ったり

甘えることが出来ませんでした。

 

今、誰かに自分が困っていることを
相談しようと思っても不安やためらいが出てきます。

 

 それは、相手の負担になってしまうのではないかという、
幼い時に感じた母に対する怖れと酷似しています。

 

 そういう思いが出てきたら私は
自分にこんなふうに声を掛けてあげます。

 

「そう思っちゃうのも無理ないよね」
「お母さんのことが大切なんだよね」
「だから負担をかけたくないんだね」
「でも、それって本当かな?」
「本当は、おかあさんはあなたに
甘えてもらえなくて寂しいかもしれないよ」
「おかあさんもあなたが甘えたら喜ぶとおもうよ」
「だから、甘えたいときは甘えていいんだよ」
「勇気をだして、やってごらん」

こんな言葉を自分にささやき、
甘えられない自分を許し、
甘えたい私の背中を押します。

 

 受け止め励ましながら

母親に感じた思いを切り離して、
新しい体験にチャレンジすることで、
少しずつ親と他の人は違うことに気づき、
同一視して同じパターンを繰り返してしまうことを
回避できるようになりました。

 

これを読んで下さっているあなたも、
親に感じた認識を他の人に重ねて
生きづらくなっていることがあるかもしれません。

 大切なのはまずそのことに気づくことです。


そして、同じように繰り返してしまっていたら、
先ずはそうしてしまう自分の気持ちを
受けとめ認めて許してあげましょう。

 

 そして、それ本当なのかな?
と一度問いかけてみて下さい。
そして、本当はどうしたいのかを理解し
許してあげましょう。

 

 人は自分が許されたときに
それまで入っていた力が緩みます。
そして、緩んだ自分を励まし応援してあげましょう。

 

そうすることで、
親とのパターンから解放され、
自分の望む人間関係を築き
豊かな人生を手に入れることが出来るはずです。

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最期までお読みいただいて

ありがとうございます。

 

心から感謝を込めて

 

カウンセリングルーム「みんなの居場所」代表

思考の学校上級認定講師 三上道代