今住んでいる周りにはブドウ畑が多くあります。

 

この時期になると新芽に虫が付かないように農薬散布が始まります。

今年は暖かいので二週間くらい前から始まりました。

 

ブドウの農薬の散布はSS(スピードスプレーヤー)という機械で霧化した農薬を上方に撒き散らしながら行われます。だいたい10月下旬まで続きますが、特に雨が降った後は必ず撒かれます。

 

朝気持ちが良いからと窓を開けていると、突然の音と共に農薬散布が始まり、風向きによっては家の中へ入るため、すぐに窓を閉めたりすることがよくあります。

 

私はこの時期になるとなぜか体調が崩れます。

具体的には脱力感が強くなり、尿の切れが悪くなったり、食欲を感じにくくなったり、神経的におかしくなる感じです。

以前通っていた鍼灸院ではこの時期かかると眼振が少し見られるとよく言われました。

当時はパニック症状の一種と思っていました。

 

ここ数日、久しぶりに脱力感が出ました。

 

急に暑くなり昼間は日向だと30℃近くあり、エアコンをつけようと思ったところ、故障して使えず、ずっと窓を開けて過ごしていましたのですが、もしかしたら関係あるかもしれません。

 

 

その2で洗剤がマイクロカプセル化されていることに触れましたが、今は農薬にも同様の技術が使われているそうです。カプセル化することで、主に薬剤の効果持続性を高めるとともに、吸入毒、薬害、塗装汚染の軽減が図られている、とのことです。

 

現代の仕組みの中で、農薬のすべて否定する気はありません。

ただ個人的に問題と感じるのは、臭いがなく無臭な点です。

 

有機溶剤など危険性のあるものには意図的に臭いをつけて分かるようにされています。都市ガスなどもそうです。

 

私は臭いに敏感なのですぐ察知できますが、農薬は無臭のため、どのあたりまで飛んできて付着してるのか、どのくらい残留してるのか、調べようがありません。

 

農協で公表している防除暦を見る限り、複数の農薬を代わるがわる撒いているのが分かります。

いずれかに自分の症状と関連するものがあるのではないか、と思いますが、自分が撒いてるわけではありませんので特定は難しいです。

 

ちなみにSSで撒いてる方を見ていると、基本、全身雨合羽と防毒マスクをされてますが、たまにマスクなしで撒いてる時もあります。毒性の強さの違いでそうされてるのか定かではありません。

 

以前、今の場所に越してきてすぐの頃に養蜂を始めてみようかと思ったことがあります。

ある養蜂家さんに相談をしたところ、開口一番、近くに畑はありますかと聞かれました。

隣がブドウ畑ですが、と答えるとそこでは難しいと思います、ときっぱり言われ、結局止めたことがありました。

15年以上前のことです。

 

 

パニックのトリガーになりうるので農薬についても一度チェックされることをお勧めします。