脳への血流について書きましたが、血流は電化製品の電気に例えられると思います。
例えばパソコンの調子が悪い場合、アプリケーションレベルの問題なのか、ハード的問題かをまず見ます。
この場合アプリは心や思考、ハードは体の各器官、血流は電流とも言えます。
ハードに問題があればアプリの問題にいくらアプローチしても正常に働きません。
またアプリ、ハード共に問題がなくても電流が十分足りなければ、やはり正常には動きません。
人によってこれらの割合、度合いは異なると思います。
私の場合、それにデパスの副作用が加わっていました。
当時かかっていた鍼灸院の先生は頭に上る血流よりも体に戻っていく下りの血流が特に大事とおっしゃってました。
漢方にそういった作用を促すものもあるといって一度処方してくださったことがあります。(名前は忘れてしまいました)
私の場合は歯による作用が大きかったため効果はありませんでした。
その3で少し紹介した本の著者の伊藤和麿氏は、頭に気がのぼせ上がると表現されてます。
以下の動画は音声が聞きづらいのですが、31分40秒あたりから参考となるので載せておきます。
動画の中で、器の水がこぼれるという表現が出てきますが、
パニック発作を患っていた頃はあふれる寸前の9割までいつも神経が張りつめた感じでした。
常にいっぱいいっぱいなので、少しのストレスでも簡単にあふれてしまいます。
普段なんともなく対応できることが大仕事になります。
頸を緩めるとその緊張が7割くらいまで減っていく感じでした。
なお、頸のゆるめ方で肝心なところが映っていませんが、私の場合は頸を椅子の淵に引っ掛けた状態で身体を頭頂方面にすこし押し上げる感じにしてました。すると、後頭下筋群が伸びてほぐれます。
これが上手くいくと、鼻通りが良くなったり、頭に上った血(気)が下がって溜息が出たり、手足が温かくなったりします。
今もたまにやりますが、頭がすっきりします。
また、見ている映像と心がリンクしないとの表現もありますが、
見えてはいるけども何か脳で処理されていかない、現実感がないような感覚になる時がありました。
それがあると、ああ調子が悪いんだなと思いました。