抜歯後の体の変化として、運動して不調になることが無くなったことです。(運動と言っても歩く程度ですが)

 

抜歯前は、動いて心拍数が上がってくると酸欠のような感覚になり、めまいや呼吸が苦しくなったり、動悸が起きたりすることがありました。

 

普通、歩いて10分~20分経つと、体に血が巡り心地よい感覚になりますが、首から下の体は血流がアップしてるのに、頭から上に上手くいかないような状態だったのかもしれません。

 

これがまったく無くなりました。

 

また右ひざに違和感があって体操していて自然に曲がらず、年のせいかなと思っていました。それにより歩き方も不自然になってたようで、よく靴擦れを起こしてました。

 

それも抜歯後に気づいたら無くなり、いくらでも歩ける感覚になりました。

 

 

また、パニックになって一番最初に出た症状が、車で運転中に手や足、顔面に痺れが出るというもので、特に山道などで高度が上がりだすと顕著に現れました。

病院では安定剤を処方されるだけで、鍼灸院でも結局理由や改善策は得られませんでした。

 

これに関しては抜歯後にも二回ほど現れることがあり、これは違う要因なのかなと、がっかりした記憶があります。

 

ただ当初のような、いてもたってもいられない、耐えられないパニック状態にはならないことに気づきました。

なので意識的に調子の良い時に何回かトライするようにしました。

その結果今はこれも無くなりました。

 

結局、抜歯後に当初の不調が消えるまで二年ほどかかりました。

 

身体がある程度元に戻っていても、不調だった4~5年の感覚が記憶として焼き付いていたため、ある程度良くなっていても、治ったと思いきれない自分がありました。

 

何も問題なくできた、(普通の人からしたら当たり前のことなのですが)という体験を積み重ねることで不調の感覚や記憶は徐々に消えていきます。

 

暴露療法というものがありますが、不調な時に無理すると、できなかったという強烈な記憶と体験が刻まれるだけになります。

 

なおパニック時に体験する感覚というのは生存本能に近い、脳だと偏桃体部分(本来であれば命の危険がさしせまった時に入るスイッチの部分)が活性化します。

理性や普段の感覚と明らかに違う人間の本能的な部分であるので顕在意識でコントロールできません。

 

心で怖いと思う恐怖心とは異なる次元で身体全体が戦闘態勢になる感じです。

私の場合、生殖器が縮み上がることがよくありました。

 

体験してない方にはこの感覚はなかなか伝わりません。

 

 

 

何年か前ですが、お笑いトリオの名倉潤さんがうつ病で仕事を一時お休みされるということがありました。

頸椎椎間板ヘルニアの手術を受けたことによる侵襲、と記事には書かれてました。

(手術そのものは成功し問題がなかったとのことでした)

 

 

鬱とパニックはセットで扱われることも多いですが、形の現れ方が精神的、心的なもののため、思考や心、性格の問題になってしまうことが多々あると思います。

 

一因であるとは思いますが、心がそうだから鬱になるのか、鬱だから心がそうなるのか、はっきりわかっていません。

 

ある調査では、うつ病の方の脳の血流が低下していることが明らかになっていますが、それもうつだから血流が下がるのか、下がったから鬱になるのか、わかっていないようです。

 

いずれにしろ、何が影響しているか分からないので、諦めずに色々な側面から見続ける必要があると思います。