試験に出る用語、プロは現場で使っていない | 色は脳科学~色の百貨店~

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色は電磁波です。色は脳へ刺激を送り、刺激を受けた脳の反応で思考や行動に影響を及ぼすと言われています。知っていますか?

日本カラープランニング協会の桑野優子です。

 

色彩検定やカラーコーディネーター検定など、検定試験に出てくる

専門用語の中で、試験後は忘れていいものもあります。

 

特に配色の専門用語、トーナル、カマイユ、フォカマイユ、トライアド……

こんな言葉、プロの現場で使いません。使っても誰も解りません。

例えば、商品開発や住宅、店舗のカラープランニングの場で、

カラーの専門家以外は、こんな用語知りませんし、この用語を使わなくても

伝わります。ほかの言葉でいくらでも表現出来ます。

 

試験のために覚える必要はあるでしょうが、その後は必要だとは

私は思いません。

 

広く多くの人に理解してもらうためには、専門用語より、

誰にでも理解できる言葉で表現する方が良いと思います。

 

専門的な配色の用語を言うより、その配色がどんな効果があるのか、

どんな場面に合うのか、ということを伝える方が大事です。
 

もし、色彩検定で不合格でも落ち込まないでください。
色彩検定の為に勉強したことは必ず役に立ちます。
用語を覚えていなくても、配色の効果や、イメージをつかめて、

表現で来たら、大丈夫です。

 

色彩検定に合格することも大事かもしれませんが、
もっと大事なのは、色のイメージを言葉にする力をつけることだと、

カラー講師20年の私は思います(^^♪