色の中で、「赤」という色は肌に対するコンプレックスとも言える、
シミ、シワ、くすみを最も目立たなくしてくれる色です。
照明で言うと、「赤みよりの光」になります。
これについては日本色彩学会ニュースの中で、
資生堂の吉川氏も詳しく解説していらっしゃいます。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/color/
「赤」は波長が長く、光の散乱もされにくく、肌内部に広がり、
ソフトフォーカスのような役割をし、
結果、シミ、シワ、くすみを見えにくくすると報告されています。
洋服屋さんの照明って、「赤」や「オレンジ」系統の色でしょ?
店内の鏡で見ると、きれいに映ったのに、
家の白い蛍光灯では××××・・・・(涙)
素敵な人と見つめあいながら、ゆっくり食事を楽しみたい飲食店、
フレンチレストラン等も同じ様な照明ですね。
しかし、メイクの世界ではリップカラーに「赤」は減少しつつあります。
これは、美しいと思う基準が時代と共に変化してきたこと、
パール材(光る素材)の発達で、「赤」の色の効果が無くても
肌が輝いて見えるようになったこと・・・。などが考えられます。
流行は循環します。また、「赤」の口元が美しい、と言う時代が
やってくる可能性は高いと、私は思います。
しかし、口紅の消費期限は約2年、次に来るブームの為に取っておこう!
というのは、お薦めしません