色の相談室7:一人暮らし、ワンルーム | 色は脳科学~色の百貨店~

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色は電磁波です。色は脳へ刺激を送り、刺激を受けた脳の反応で思考や行動に影響を及ぼすと言われています。知っていますか?

今日は色の相談室です。


春は転勤や若い人達の独り立ちシーズンですね、


来週からスタートする大学も多いですねぇ。


今回はインテリアについてのQ&Aの続きです。


「カーテンはどんな色がお薦めですか?」


「ワンルームなどは出来れば広く見せたいですよね?

ならば、トーン(色の調子)の淡い、薄めの色が

お薦めです。壁の向こうに抜けるようなイメージで・・」


「壁の向こうに?」


「つまり、存在感の薄い色を選ぶと圧迫感が無く、

壁への意識が薄らぐので、部屋が広いという錯覚を

色が引きこしてくれます」


「色味は何でも良いのですか?」


「そうですね、黄色、オレンジなら暖かさ、穏やかさが

ブルーなら静寂感が強くなりますね。グリーンは

刺激が少ないので癒し効果も・・・。

ピンク系はリラックス出来ますが勉強する環境には

不向きかも」


「他に何か部屋に色を置くのに、ポイントは有りますか?」


「色は食物の栄養素を共通する部分もあって、

グリーンが癒されるからと言ってグリーンばかり置くのは、

体にはビタミンCが良いからと言って、それしか採らない

でいると偏ってしまうような現象が起きる可能性があります。」


「では、カラフルな部屋に?」


「カーテンはオレンジ、ソファはグリーン、クッションはイエロー

という部屋は、短時間なら楽しめても長い時間だと

恐らく疲れる方が多いでしょうね。」


「では、どのように?」


「部屋の色合いはある程度、秩序を保った方が落ち着きますので

主なインテリアの色数は少なくし、部屋に花を飾ったり、

ランチョンマットやスリッパ、ちょっとした装飾物に色を

取り入れてみると良いでしょうね。」


「なるほど・・・」


「多くの色を見ることで、バランスの良い

脳への刺激が促されると思います。」



色楽(しきらく)  福岡カラー&ファッション研究所