今日は色の相談室です。
春は転勤や若い人達の独り立ちシーズンですね、
来週からスタートする大学も多いですねぇ。
今回はインテリアについてのQ&Aの続きです。
「カーテンはどんな色がお薦めですか?」
「ワンルームなどは出来れば広く見せたいですよね?
ならば、トーン(色の調子)の淡い、薄めの色が
お薦めです。壁の向こうに抜けるようなイメージで・・」
「壁の向こうに?」
「つまり、存在感の薄い色を選ぶと圧迫感が無く、
壁への意識が薄らぐので、部屋が広いという錯覚を
色が引きこしてくれます」
「色味は何でも良いのですか?」
「そうですね、黄色、オレンジなら暖かさ、穏やかさが
ブルーなら静寂感が強くなりますね。グリーンは
刺激が少ないので癒し効果も・・・。
ピンク系はリラックス出来ますが勉強する環境には
不向きかも」
「他に何か部屋に色を置くのに、ポイントは有りますか?」
「色は食物の栄養素を共通する部分もあって、
グリーンが癒されるからと言ってグリーンばかり置くのは、
体にはビタミンCが良いからと言って、それしか採らない
でいると偏ってしまうような現象が起きる可能性があります。」
「では、カラフルな部屋に?」
「カーテンはオレンジ、ソファはグリーン、クッションはイエロー
という部屋は、短時間なら楽しめても長い時間だと
恐らく疲れる方が多いでしょうね。」
「では、どのように?」
「部屋の色合いはある程度、秩序を保った方が落ち着きますので
主なインテリアの色数は少なくし、部屋に花を飾ったり、
ランチョンマットやスリッパ、ちょっとした装飾物に色を
取り入れてみると良いでしょうね。」
「なるほど・・・」
「多くの色を見ることで、バランスの良い
脳への刺激が促されると思います。」