2024年になってから
ちょうど5か月が過ぎました。
今日は6月1日。
いよいよ2024年も後半です。
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1月1日に
最大震度7を観測した能登半島地震。
把握できない被害の様子や
止まらない炎に
胸からおなかに向かって固く鋭く重いものが
ズシンと突き刺さったような気持ちになりながら
海はどうなってるんだろう、
漆は?千枚田は?大沢は?塩田は?キリコは?と
心配が止まりませんでした。
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連絡できた方々から少しずつ様子を聞いて
少しずつ安否を知ることは出来たけれど
大切な場所や大切なたくさんのことが・・・
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それからずっと、
「まれチーム」でも何度か話し合いをして
出来ることから取り組みつつ
状況やタイミングを周りの人と相談しながら
能登になんとか行きたいと願ったけれど、
つい先月の頭までは「もう少し先になるかもしれない」
という判断でした。
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「おしゃれクリップ」さんの収録で
「今の能登」を見せていただき
いてもたってもいられなくなって、
方言指導をしてくださった塩山さんに状況を伺いながら
能登行きを計画した時も、
いろいろな事情で難しいかもしれない、
となりそうだったのですが…
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その直後に、「まれチーム」のおひとりから
「一緒に行きませんか?」と
お声をかけていただいたんです。
目の前の扉が急に開いたような気持ちになりました。
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私は今回、まず金沢で
金沢に避難していらっしゃる方々と
お話をすることが出来ました。
それから、輪島へ。
朝市通り、輪島市役所、輪島高校、
大崎漆器店、
そして
大沢に行ってまいりました。
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金沢でのことから順番に
お伝えしたいことがあるけれど、
まず今、私が何とか少しでも解決したいと
考えていることがあります。
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大沢は、今も孤立しています。
山越えの道は仮に復旧していますが
病院や買い物に行くことは出来ません。
懐かしい西保公民館で迎えて下さった人生の大先輩方は、
こんなに大変な状況なのに
思い出話や今の暮らしぶりを
明るく話してくださるんです。
おみやげにと美味しいわかめをいただきましたが、
自給自足の大沢にとって本当に貴重な食糧のはず。
それでも「美味しいよ!」と持たせてくださる笑顔に
胸がいっぱいになりました。
そして
本当に本当に、本当においしい…!!!
東京で大切にいただいています。
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これから梅雨や夏になります。
なんとか病院やお買い物に行けないだろうか、
方法を考えようとしているのですが、
私は社会経験が足りません。
相談しながら進める必要があるけれど、
まずは
今を伝えることと、
それに対して何が必要で
どうしたいと思っているかということは
最初にここで伝えたいと思いました。
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仕事の準備やスケジュールで
飛び飛びになるかもしれないけれど
少しずつでもコンスタントに
能登でのことを伝えていけたらと思います。
大沢で大切な預かり物をしたことも
お伝えしようと思います。