待っていてくれたから(^^) ② | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

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こんばんは(^^)

東京は今年一番の寒さになってます!

しかもとても冷たい雨が

かなりたくさん降っていて、

冬の嵐という感じの朝でした。

通勤や通学の時間に

ちょうど荒れたお天気でしたが

大丈夫でしたか?

 

でも現場の気持ちはアツアツです(^^)

今日は

日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」

の撮影のあとに、

もうひとつ素敵な現場で

踏んばってきました(^^)

届きますように…!!!

 

今日は昨日の続きで、

「TBS オールスター感謝祭2016 秋」

での赤坂5丁目ミニマラソンのことを

書こうと思います。

結局、とても長くなってしまったので(^0^;)

お時間があるときに

のんびり読んでくださいね(^^)

 

一緒に走ってくださった方々は

スタート前から走っている間まで

いろいろなアドバイスをくださってました。

例えば内藤大助さんは

アップの時に「坂をあがる時のコツ」を

教えて下さってたんですが、

それをスタートの時、もう一度念を入れて

おっしゃってくださったんです。

うちはボクシングなど

格闘技の試合をよく観るので

内藤さんの試合もよく拝見してきて

凄く打たれ強い選手という

印象があったので、

そのかたからの言葉は

心のスタミナの御守りになりましたし、

技術的にも、あのアドバイスがなかったら

もっともっと苦しかったと思います。

 

そして、最後の坂で

私を押し上げてくださった一言が

もうひとつ。

森脇健児さんが追い抜く瞬間に

おっしゃってくださった

「あげろ!」という言葉でした。

 

ペースをあげろということなんですけど、

4周目の本当に最後のほうなので

ものすごく意外な言葉だと

感じるかたのほうが多いと思うんです。

でも、「あげろ!」という一言が聞こえた瞬間、

しんどさだけに集中してしまってた

自分の意識が

ハッと我に返ったというか、

生き返った感じがしました。

 

それは、森脇さんが

突然意外なことを

おっしゃったわけではなくて、

今まで御自分がそうやって

そのタイミングで感じてきたことや

乗り越えてこられた経験と、

私が走ってる足の運び方とかを見て

的確に判断なさって

かけてくださった言葉だったと思うんです。

 

だからこそゴールまでのパワーに

確実に繋がったし、

体力と気力ってスパイラルみたいに

パワーを与えたり与えられたりの

関係になってると思うんですけど、

実際に3周目より4周目のほうが

タイムが上がってたんですよ。

もしあそこで

「自分のペースで行け」とか

「無理をするな」って言われたら

私はあの坂を

上がれなかったかもしれない。

 

芸能界のお仕事の厳しさと

赤坂ミニマラソンの厳しさ、

その向こうにある素晴らしいことも

知っていらっしゃるかただからこそ、

かけてくださった言葉なのかなと

思います。

 

芸能界って皆さん踏んばっていて

たとえば映画「るろうに剣心」で

拝見したアクションの撮影では

気を失うほどのかたも

本当にいらっしゃいましたし、

難しい役や作品のプレッシャーに対して

心の葛藤と闘いながら取り組んでる人も

先輩方はもちろん

私の大切な友達の中にもたくさんいて…

 

私は自分がオーディション時代に

近い年齢の先輩がいなくて

誰にも相談出来なかったので、

役者さんが出演するトーク番組とか

対談記事とかメイキングを観て

参考にしたことが多かったから、

そのイメージで自分の感じたことが

誰かに伝わったらいいなと思って

このブログに書いてるんですけど、

努力とか試行錯誤の様子を人に見せる人は

芸能界には少ないと思うんです。

努力する姿を見せることは

あくまでも仕事の準備で、

たとえば役者にしても女優にしても、

あがいた結果の演技とか

作品をお見せするのが仕事だから。

 

でもその一方で

このマラソンに私を出会わせてくれたのは

今まで演じた役達なので、

今回私は、心の中で

演じた全ての役を思い出しながら

役達と一緒に走ったんですけど、

この経験のあと、これからの私が

本当にしなきゃいけないことは、

今回の臨場感とか覚悟とか気合いを

土屋太鳳としてじゃなく

演技で、役で、

表現していくことだと思っています。

 

心臓破りの坂は本当にキツかったけど、

ものすごくいい坂でした。

坂が持ち上がって見えるんです。

来れるもんなら来い!

上がれるもんなら上がってみろ!って

言ってるような坂。

森脇健児さんはその坂について、

事前に御挨拶した番宣の時から

「心臓破りの坂の向こうには夢がある」

とおっしゃっていたんですけど、

それは本当に、本当でした。

私は今、自分の近くに

大切な夢を感じつつあります。

 

これからもいろんな仕事があって

落ち込んだり迷ったり

こわかったり緊張したりして

前に進みにくくなる時も

あるかもしれないけど、

その時は、あの「あげろ!」の声と

目の前に起き上がってくる坂の記憶を

思い出そうと思います。

 

ちなみに心臓破りの坂は

確かに大変だったけど、

その大変さをとらえてくださろうとする

スタッフさんがたは

もっと大変そうでした…!

いつも思いますが、

カメラマンさんはじめスタッフさんがたは

どんな撮影でもだいたい

前に向いて進むことがないんです。

後ろ向きのまま進んだり、

カニ歩きやカニ走りだったり、

重い機材を持ったり

覗き込んだり操作しながら動いたり…

そのうえで絶対転べないし、

ぶつかれないし、遅れたら撮れない。

プロだからとしても、本当に凄い…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当にありがとうございました…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

沿道の応援は本当に本当に

ものすごく心強かったし、あったかかったし、

選手の方々の中には

レース中やゴール後も含め

いろいろな意味で遠慮などなさってたかたも

いらっしゃったのではないかと思います…

本当にたくさんの人に見守っていただいて

走った時間でしたm(_ _)m

 

そして、ゴール直後!

 

 

 

 

 

 

 

前にブログで

日曜劇場「IQ246~華麗なる事件簿~」の

旗を持ってくださってたヘアメイクさんが

さっそく直してくださってます(^^)

 

私はたまたま今までに

ギリギリまで鍛えた経験があったので

その経験から自分のコンディションを

感じつつ走りましたが、

安心してゴールまで挑戦出来た理由には

織田裕二さんやディーン・フジオカさん、

そして第1話のゲストである

石黒賢さんなど、

同じチームとして参加した方々が

スポーツや体を鍛えるということを

よく御存知だった、ということもあります。

 

スタジオに戻る時に必ずアイコンタクトは

取らせていただいてたんですけど、

織田裕二さんは陸上競技を

よく御存知なので、

私が3周目に大道具に

ぶつかりそうになったのに気づいて、

私がその時、どういうコンディションで

走ってるか分かったため、

ゴールの後を想定しながら見て下さったんです。

そして石黒賢さんは、

御自身も競技として

テニスをなさった経験があって

体のケアについても勉強されてるので、

ゴールのあと、ドクターのかたが

血圧を測ったりしてケアしてくださる時、

ずっとついていてくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

石黒賢さんは

事務所の大先輩でいらっしゃるんですけど、

「IQ246~華麗なる事件簿~」の

撮影現場でも

ドラマ「振り向けば奴がいる」での

貴重なお話を

織田裕二さんと一緒にしてくださって、

本当にしあわせでした(^^)

 

そして、ななななな・なんと!!!

ものすごくありがたいことに、

モハメド・ファラー選手が

写真を撮って下さったんです!!!

しかも、このポーズで(*^-^*)

 

 

 

 

 

 

 

 

よく柔道で

「凄い選手に投げられた時は

投げられたことに気づかない」

と聞くんですけど、

私は今回、追い抜かれたことに

全く気づきませんでした。

疲れてるからとかじゃなく

単純に、速くて気づかなかったんです。

 

普通追い抜かれる時って

後ろに人が近づいてくる気配を

感じるんですけど、

モハメド・ファラー選手の場合は

後ろから人が来る気配がないまま、

ぶおん!と風が近くを吹いた感じ。

えっ、今の何?!と思ったら

もう追い越されていて、

その背中がどんどん

小さくなっていったんです。

 

陸上を本気でなさっている

たくさんの選手の方々は

この体験をしたくて踏んばってると思うので、

選手でない私がこの感覚を味わうのは

贅沢すぎて本当に恐縮だけど、

初めて味わう感覚だったということを

せめてお伝え出来たらなと思います。

 

今回私は

たまたま走るということで

踏んばってる姿を

分かりやすく観ていただくことが出来ました。

でも、

それはたまたま健康体だったり

鍛えた経験があったりして

あの場でがんばることを

許されたからだと思います。

 

現実の生活の中には

誰も知る人のいない闘いを

踏んばっている人が

本当にたくさんいると思います。

体調とたたかってるかた

環境とたたかってるかた、

いろんなひとがいると思う。

一見じっとしてるように見えても

普通に生活してるように見えても

元気そうに見えてる人でも

何かと闘ってたり

我慢をしてたり

あがいていたりして、

自分の人生を自分に取り戻すためや

自分でちゃんと歩もうとするために

踏んばってる人が

たくさんいらっしゃると思います。

 

私が走った後

たくさんの人がコメントを寄せて下さったり

御自分のブログや仕事の場などで

話題にしてくださったと聞いていて

本当に嬉しいんですけど、

それはきっとそのかたたちが

何かを踏んばっていらっしゃったり

踏んばった経験があるからだと思うんです。

心から感謝をしていますし、

赤坂ミニマラソンで私を知ってくれて

今、踏んばっている人がいるなら

一瞬でも共感を持ってもらえたり

応援の気持ちが送れていたら

とても嬉しいと思います。

 

応援の気持ちを感じてくださったり

感想を送って下さった方々、

本当に本当に本当に…

何度本当を言っても足りないけれど、

ありがとうございました…!!!!!

 

最後に、

ブログのコメントで

励ましてくださったかたがたへ。

「待ってるよ、みんなで!」って言葉があったから

本当に踏ん張れました。

あの坂の向こうで、

みんなが待っていてくれたから(^^)

これからもいろんなことがあると思うけど

バトンを一緒に繋げていけたら

嬉しいです(*^-^*)

 

本当に急に寒くなったので

出かける時もおうちの中でも

あたたかくしてくださいね(^^)

自然の影響などで

慣れない環境にいらっしゃるかたは

寒さ対策も大変だと思います。

どうかお大事にしてくださいm(_ _)m

 

11月も中旬!

素敵な秋になりますように(^^)

心からの感謝をこめて…

ごきげんよう(*^-^*)

 

 

*… tao …*