こんばんは！たおです(^-^)
今日の東京も綺麗な青空で、
私は朝、ひさしぶりに
家族全員の洗濯物を干しました。
こうやって過ごす普通の時間は、
小さいけど大切なしあわせだなと思います。
でも世界には、こういったしあわせを
感じられない人もいる…
すごく悲しいことだと思います。
今日も、今まで書けないままでいたことを
１０代のうちに書いておきたいので、
ちょっと長くなりますが、
読んでいただけたら嬉しいですm(_ _)m
私はフォトブックの撮影に、
自分の転機になった場所を選びました。
その中で石垣島は
唯一行ったことない場所だったけど、
沖縄そのものは、私にとって、
学園ものや、若い人の悩みを演じる時に
根っこになってる大切な場所です。
何度かブログにも書いたけど、
私は小６の学習旅行で、
「ひめゆり学徒隊」の生存者である
宮良ルリ先生というかたから、
戦争のお話をしていただきました。
ヘッドライトも全部消した
真っ暗なガマ（防空壕）の中で聴くのですが、
…心がえぐられる話でした。
「今日、私はあなたたちに、
命のバトンを渡しました。
今度はあなたたちが渡す番です。」
という言葉を聞いたときの空気を、
今でも思い出します。
１０代の人達って自分も含めて、
生まれた時代から
逃げることは出来ないし、
ものすごく影響を受けると思うんです。
「日輪の遺産」のスーちゃんも、
「黒の女教師」のクラスメイトも、
「リミット」や「鈴木先生」や
映画「赤々練恋」「アルカナ」「人狼ゲーム」の
登場人物も、
自分ではどうしようもない時代の影響に
のみ込まれてしまうという点で
同じなのかなと感じていて、
そういう作品の撮影では、
必ず「ひめゆり学徒隊」の話を思いながら
演じてきました。
たとえばドラマ「リミット」の時、
神矢が負ったお腹の傷の痛みを
わかりたくて、
私は金属のクリップをお腹にはさんで
撮影したんですが、
ただそれだけなのに、
痛くて声が出なくなってしまって…
こんなクリップひとつで
全身に力が入らなくなるなんて、
人間の体って本当に弱いんだって驚いたし、
傷を負う演技をすることの重さを
痛感しました。
このとき私は
「私のひめゆり戦記」という本を
現場に持って行ってたので、
桜庭ななみちゃんと一緒に読んだんです。
この本の中に、
宮良先生のお友達が爆撃で傷を負ってしまい、
「私はもうだめだから置いて逃げて。」と言われて
泣きながら別れを告げるお話があるのですが、
リミットの台本を読んだ時、
時代も状況も違うけど、
その話がどうしても重なって…
ななみちゃんは読んだ後、
「これは…重いね。」とぽつんと言って、
二人ともしばらく黙っていました。
でも、二人が同じ気持ちになったことは、
すごく感じました。
そして11話から１２話にかけての、
今野と神矢の場面を演じました。
「黒の女教師」でも、演じていたメンバーが、
最終回にかけて、
「今の高校生の悩みが、これで伝わるのかな」
と試行錯誤しながら、全力を尽くしました。
ドラマのストーリーもでしたが、
演じていたメンバー自身が
いろいろなことに飲みこまれないよう、
限られた時間の中で
誠実にあがいた作品だったなと
いま思い出しても、感じます。
私は演技力がないから、
何をどれほど強く願っても、
観ていただく人に伝わることは少しだし、
伝えきれないことのほうが多いです。
でもこれからも、何を演じたとしても、
その根っこに、沖縄で受け取った
命のバトンを意識していたい。
だから石垣島の撮影では、
初めて行く場所でのワクワクと、
今までの沖縄への感謝、
両方の気持ちをこめました。
日本は戦争を知っている人が
どんどん少なくなっていって、
それは昭和の映画やドラマと
現代の作品を続けて観たときにも
すごく感じることですけど、
時々、自分の子どもや孫の時代の日本が、
どうなっているのかなと
心配になることがあります。
でも…人が人を傷つけない時代を
願いながら演じることを、
あきらめずに生きたいと思います。
写真は、フォトブックの撮影での、
石垣島の海。
前にコメントに書いて下さった人も
いたように、
沖縄の海は本当に綺麗だけど
あまりにも悲しい海でもあったから、
だからこそいつまでも、
人の笑顔があふれる海で
あってほしいと思います。
出来れば世界中の海が
笑顔の場所であってほしいです。
長くなったけど、
今日もここから先は、
映画「るろうに剣心」質問への回答です！
まずは写真から！
緋村と蒼紫さまの戦いのあと、
葵屋で蒼紫さまと向き合う場面です。
本編では外は映ってないので、
いつもどおりの葵屋に見えるけど、
実は建物や庭には
翁と蒼紫さまの戦いの跡が残ってて、
とても切ない葵屋でした。
この場面をどう演じるかが…
本当に本当に本当に本当に、
難しかったです。
すごく難しかったけど…
目の前に横たわる
伊勢谷さん演じる蒼紫さまが
本当に切なかったので、
そのままの気持ちを
ぶつけることが出来ました。
ネタバレが困るかたは、
＊印の間を飛ばして読んでくださいね。
＊＊＊＊＊＊＊＊
145■一輝さん
撮影時に太鳳さんが爆笑したおもしろエピソードがあれば教えてください！
すごく真剣な現場でしたが、
待ち時間は体を使って遊んでたので
常に爆笑してた気もするんです。
何が面白いっていうわけではなくて、
動いて遊ぶと面白いじゃないですか？
誰かが変なことをしちゃったりとか(^-^)
あとは何かあったかな？
ねむ過ぎて「おはようございます」を
「いただきます」と言ったり、
アクションの練習中に眠ったのは
書いたと思うし…
爆笑っていうのとは違うけど、
京都大火編のアクションを撮った時、
15時間くらい撮ってたんですよ。
それですっごい疲れてたら、
アクション監督の谷垣さんが
「太鳳ちゃん！疲れてる？！
28歳くらいになってるよ！
わははははははは！！！」
とめちゃめちゃ元気におっしゃったのが
面白かったというか、
微妙だったというか…笑
谷垣さんは
本当に素晴らしいかたですが、
時々小学生男子みたいだなぁと
思うことがあります（＾０＾；）
すっごく大変だったけど、
笑顔の多い現場でした（＾＾）
146■アクアマリンさん
①大友監督にいただいた言葉で、特に大切に胸に刻んでる言葉はありますか？
②「伝説の最期編」…翁を抱き上げた恰好で、剣心に向かって「行けっー」と絶叫するシーンがあったと思うんですが、（演技プランと言うのではなく）気持ちを昂ぶらせる為に、何か考えていた事はありますか？
③「巻町 操」というキャラクターを演じる上で、意識した特長的なクセってありましたか？
「エモーションを強くしてみよう。」
という言葉と、
「英語を勉強しておきなさい。」という言葉が
すごく心に残ってます。
監督は現場でおっしゃる「エモーション」には、
日本語の「感情」や「気持ち」より
もうちょっと周りの曖昧な動きや
もうちょっと奥底のグツグツしたものなど
正体が分からない気の動きも含まってるように、
感じてました。
「英語を勉強しておきなさい。」というのは、
監督が大ヒット御礼舞台挨拶をなさった時、
御挨拶をしに行って、言われました。
必ず取り組もうと思ってます。
「行け！」と叫ぶ場面では、
その場所で起こっていることを
巻町 操として心に刻むことだけ考えました。
現場に行くまでいろいろと考えてたけど、
あの場所の持つ鋭さや覚悟、
そしてなぜか温かさのある空気と、
スタッフとキャストの方々が創りあげる時間が、
一人で想像してたことなんて
はるかに超えていて、
全然思ってなかった声や表情になりました。
操ちゃんを演じる時に意識したのは、
「表情が豊かであること」です。
撮影前に、映画『力俥-RIKISHA-』でお世話になった
脚本家のむとうやすゆきさんに
御時間をいただいてアドバイスを伺ったんですけど、
その時のアドバイスのひとつなんです。
長くなるので、
続きは次のかたの質問に書きます(^-^)
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今日は、いろいろ長くなっちゃったから
ここまでにしますm(_ _)m
そして、フォトブックのイベントのことを、
少しだけ。
私は高校の時に、社会勉強をしたくて
近所のお店で販売などのお手伝いを
させて頂いたことがあるんですけど、
働いてお金をいただくって、
何の仕事でも本当に大変なんだなって、
そのとき実感しました。
だからフォトブックを購入していただくだけで
ありがたいのに…
どうか、贈り物などは
気になさらないで下さいm(_ _)m
もし何か、ということだったら、
お願いがあります。
お渡ししたフォトブックの感想を、
このブログのコメントで教えて欲しいです。
真剣に、知りたいです。
どうかよろしくお願いしますm(_ _)m
地震がおきた地域のかたや
激しいお天気の地域のかたは、
大丈夫ですか？
自然の影響は強いので、
どうかお大事にしてくださいね。
10代のうちに書こうと思ってたことが
重なっていて、
長くなってしまってごめんなさい。
誕生日までは長めのブログですが、
読んで頂けたら嬉しいです(^-^)
ごきげんよう(*^-^*)
たお