蘇美ちゃんの好きな人1 | 土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba

土屋太鳳オフィシャルブログ「たおのSparkling day」Powered by Ameba-tao携帯 205.jpg

こんばんは!太鳳です。
みなさん、お元気でお過ごしですか?
東京では昨日の夜中(朝?)、私や家族の目が覚めるくらいの地震を感じました。
テレビで震源地を確かめたら福島県だと書いてあって…
自然の神様がいるのなら、どうか福島県、そして東日本の人々にとって
もっともっと優しい夏にしていただきたいです。
今の私に出来ることは、このブログで応援の気持ちを伝えることだけですが、
これからも気持ちを伝えることは、続けていきたいと思います。
そして前も書いたけど、西田敏行さんが、福島はとても素敵な場所なんだと
一生懸命テレビでおっしゃっていて、その姿がすごく心に残ってるので、
いつか必ず福島県の美しさを知りに行こうと思います。

さて今日は、ずっと伝えようと思って伝えていなかった、
ドラマ「鈴木先生」5話の感想を、お伝えしたいと思います!!!
まだ観ていない人にとっては、もしかしたらネタバレになるかもしれないので、
心配なかたは、そそそそっと読み飛ばしてください。ごめんなさいm(_ _)m
いつもより更に長い文なんですけど、うまく短く出来なかったし、
5話でのことは、自分でも覚えておきたいから、
長いまま書くことにしましたm(_ _)m
私は長谷川博己さんのことを「鈴木先生」か「先生」と呼んでて、
あまり「長谷川さん」とお呼びしたことがないので、(生徒はみんなそうでした)
ここでもそのまま書こうと思います(^-^)

5話は私にとって、生まれて初めてずっと画面に出ている回だったので、
オンエアが始まる前は、心臓がドキドキでした。
冒頭に臼田あさ美さん演じる麻美さんと一緒の空想シーンがあったんですが、
鈴木先生二人だけとの空想シーンとは違う面白さがあって、
人数が増えると、表情の種類も増えるんだ!ってことを発見しました。
今までの空想シーンでは、蘇美ちゃんはひたすら鈴木先生だけを見てたけど、
麻美さんが一緒だと、蘇美ちゃんは少しいじわるな顔をするんですよ(^0^)b
そういう蘇美ちゃんは初めてだったので、演じていて新鮮でした(^-^)
実はこの場面では困ったことが一つあって、
蘇美ちゃんが鈴木先生にしがみつく(抱きつく?)シーンがあったんですけど、
先生と私の身長差が30㎝くらいもあるので、そのまましがみつくとなると、
私の腕の位置が先生のお腹のあたりになっちゃうんです。
そのままだと、どう見ても小学生くらいの子が
「パパ~!」ってお父さんに抱きついてる雰囲気になっちゃうので、
しがみつく前に、思いっきり背伸びをして、
その高さをキープしたまま飛びつくようにしてしがみつくことにしました。
だから、足元はかなり必死な感じで、超つま先立ちで(笑)
撮影の時は、ちょっとは大人っぽく抱きつけたかな?と思っていたのですが、
オンエアを観た姉が「先生痛そう、捕獲されてるみたい…」と言ってて(^0^;)
確かにしがみついた後も、先生をギュウギュウ締めていたんですよ。
私は力が強いので、本当に痛かったかも…先生、すみませんでしたm(_ _)m

そして5話では、プールや空手のシーン、舞台劇っぽい空想シーンなど、
体全体を使って表現する場面がたくさんありました。
いろいろなことに挑戦出来て、すごく贅沢な経験をさせて頂いたと思います。
水泳も空手も初心者で、
特に水泳は、私は陸でやるスポーツ(バスケとか陸上とか)は得意だけど、
水の中のスポーツは、あまりやったことがなかったんです。
学校では泳ぎを覚える位だし、ましてや飛び込みは全然やったことなくて…
台本では、横関君たちが蘇美ちゃんを見て「やっぱいいなあ!」って言うのに、
どうする?どうする私!!!…という感じで、すごく心配でした(;0;)
そしたら、講師の方に教わる機会を、スタッフさんが作って下さったんです!
短い時間でしたが、そこで習ったことが、とにかく目から鱗で、
クロールって私はそれまで、手をぐるぐる回してただけだったんですけど、
「ここは伸ばして、ここで曲げて、肘を前に向けながら水に手を付ける!」
という、ちゃんとした「型」を教わると、
魔法みたいに、突然早く泳ぐことが出来るようになったんですよ!(@0@)
でも感動しつつも、短期間にたくさんコツを叩きこまなきゃいけないので、
最初は頭が混乱してしまって…
飛び込みも、難しそうだなと予想はしてたんですけど、
実際やってみると、想像していたより更に難しくて大変でした。
「水に負けるもんか!」という気持ちで何度も何度も挑戦しましたが、
ゴーグルがとれたり、帽子が外れたり、お腹を水面で打ったり…
漫画に出てくるみたいな特訓でしたよ(^0^;)
時間との闘いもあって厳しい練習でしたが、先生はお二人ともすごく優しくて、
細かく指導して支えて下さったので、本番を乗り越えることが出来ました(^-^)
本番では蘇美ちゃんの飛び込みは一瞬なんですけど、
一瞬が伝えるものは多かったと思うので、教えて頂いて本当に良かったです。
本当にありがとうございました!!!

空手を教えて下さったのは、助監督さんの弟さんでした。
スケジュールの都合で、本番前日の撮影の合間しか機会がなかったんですけど、
分かりやすく教えて下さったので、動きの流れをつかむことが出来ました。
私は部活で柔軟がなんとか出来ていたのが、ラッキーだったと思います。
空手って凄いなと思ったのは、型の練習だけで、腕が筋肉痛になったんです!
本番当日も筋肉痛だったけど、空手着を着たら気持ちがビシッ!となって、
「自分の後ろには、守らなければいけない人たちが何人もいるんだ!」と
自分でストーリーを勝手に思い込んで、気合を入れて動きました(^0^)
短い時間だったけど、空手を習っていた蘇美ちゃんを演じたことで、
蘇美ちゃんが一歩近くなったような気がしました(#^-^#)

2回目の列車の空想シーンでは、セットがとても凝っていて、
初めて見た時、「えっ…ここどこ?!?教室のセットだよね???」
って一瞬混乱するくらい、「どこでもドア」を通ったような気持ちになりました。
このシーンと冒頭のシーンは、今までの空想とは雰囲気が違う演出だったので、
リハーサルも含めて、何回も相談しながら演技を決めたんです。
特に麻美さんとの場面は、台本を読んだ時は深刻な場面だと思ったのに、
リハーサルで「今回は今までと違う感じで、舞台っぽく面白くやってみよう」
ということになったので、少しずつ演技を工夫していったら、
最初の印象と真逆の、面白い雰囲気になっちゃって…
同じ台詞でも、演出で印象がこんなに変わるんだ!って驚きました。
でも「コメディっぽく」ってとても難しかったです。
自分が「面白い」って狙い過ぎちゃいけないし、テンポも間も大事だし…
それは、この間撮影させていただいた「桜蘭高校ホスト部」でも思いました。
昔お笑いの番組で、コントはすごく練習が必要だと聞いたことがあったけど、
コメディもそうなんだなと実感しました。
鈴木先生は舞台劇をたくさん演じていらっしゃるので、
「この場面がもし本当に舞台だったら、こうするかな!」とか、
アドバイスも案も、とても多いんです。
自分で演技も作っていかれるし、本当に凄い迫力で…
こうやって一緒に演技をさせていただけて、本当にしあわせ者だと思いました。
気合入れて撮影した後は、画面をチェックしながらスタッフさん皆と笑ったり、
迫力はあるけど、すごく楽しい雰囲気の撮影で、しあわせでした(^-^)
こんな感じで、体を使って表現をした場面の多い5話でしたが、
生まれて初めて、習い事をやっていてよかったと思ったんです。
習い事自体は私は上手くないし、学校と両立が難しい時もあったけど、
たとえば日本舞踊も、腰の入れ方が空手の型に少し似ていたり、
8話で浴衣を着た時は、蘇美ちゃんらしい動きを工夫する参考になりました。
バレエは、全ての空想シーンで役に立ちました。
一番最初に台本をいただいて空想シーンを読んだ時、
私は実際の生活では、家族以外で男の人にピッタリ近づくことがないので、
どんなふうに演じたら(動いたら)よいのか、想像が出来なかったんです。
ただベタッとくっつくだけだったら、蘇美ちゃんではない気がしたし、
あんまり生身の感じを出すのも、なんか違うような気がしたし…
実際に空想シーンを撮り始めたら、鈴木先生は、普通に動いているみたいでも、
手の形や姿勢が凄く綺麗で、バレエでの王子様の動きに似た雰囲気だったし、
監督も「こんな風に手を差し出して」と、角度や雰囲気を演出して下さって、
少し夢のような雰囲気を出す撮影だったので、
私も、バレエの動きを参考にしながら、空想の蘇美ちゃんを演じてみました。
バレエは男女ペアの踊りもとても多いので、
空想シーンで先生と距離の近い演技をした時は、特に参考になったんです。
それでも迷う時は、大好きな「冬物語(鈴木先生も出演された舞台です)」の
録画を観て、田中裕子さん演じるハーマイオニの雰囲気を参考にしました。
今は高校とお仕事で精一杯で、なかなか習い事には行けないんですけど、
これからも、今まで自分がちょっとずつ積み重ねてきたことを、
演技につなげていけたらいいなと思います(^-^)

初めて蘇美ちゃんが本音を見せる屋上の場面では、
生徒役のみんなが、私が気持ちを作るために、とても協力してくれました。
特にカバ役の三浦透子ちゃんとは、演技について話すことも多かったんですが、
透子ちゃんはとても冷静な子なので、演技に対しての意見も、
ひとつひとつ積み重ねるように話してくれて、とてもパワーをもらいました。
みんなとずっと会ってないけど、また共演出来たらいいなあ…(^-^)
屋上の場面では全て全力だったので、階段を上がる直前にこけそうになったり、
蘇美ちゃんが本音を叫んだあとに涙が止まらなくなったりしましたが、
今冷静になって思い返してみると、
自分としては蘇美ちゃんが叫んだ後に号泣してしまったけど、
本当は蘇美ちゃんは、もっと前から号泣してたんじゃないかと思うんです。
そう考えたら、あの屋上の場面は、自分としては少し反省をしています。

(蘇美ちゃんの好きな人2に続きます。)