全てを明け渡さなくてはいけない | 歩むべき道を歩む。悟りと平安、真我への道。

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誰もが得られる、心の平安について、
探求した結果を、書き綴って行きたいと思います。

明け渡す際には全てを明け渡さなくてはいけない。
9割だけ明け渡して、1割を体の中に自分として住まわせるようなやり方では解放は訪れない。
根こそぎに明け渡す事によって、体の中の私が消える。
体の中の私を不在とする事によって、体の動きは阻害されなくなり、スムーズに活動する事が出来るようになる。

全てを明け渡すといっても、財産を処分すれば良いという事では無い。
財産を処分するには、財産を処分する前の「私」がいて、思い悩んだ挙句に財産を処分する。
財産を処分した後には、頑張って財産を処分した「私」が残る。
どちらにしても「私」は残ったままである。
では何故「私」が残ったままになるのだろうか?
それは、これらのやり方の背景には時間という概念が存在するからだ。

明け渡しが行われている最中は、常に今を指し示す事になる。