チャンミン。


「Rise」の内容は、これまでのことをやっぱり振り返ったのかな・・・。

チャンミンがそう語っているのを見たり聞いたりしたわけじゃないから憶測だけど、

やっぱりここに至る道を、チャンミンらしく振り返って言葉にしたんだなと思った。

この歌詞は、とても丁寧に紡ぎだされた、内側からあふれ出た思いを感じる曲だから。


もしかしたら、ずっと隣で見続けてきたユノへのメッセージなのかな。

それとも自分を客観視するチャンミンだから、自分自身に対するエールであり、指標なのかな。

または、パートナーとして最も大切な価値観を共有しているユノとチャンミンが

これからも東方神起として続けていくことへの願いのようにも感じる。



チャンミン。


私もやっぱり振り返っちゃうよ・・・。


ユノと一緒に東方神起を続けてくれてありがとう。

活動休止中に、ユノペンの私だけど、一番心配だったのはチャンミンだったんだよ。

ユノのことも張り裂けんばかりの思いで心配で、ちょっとでいいから顔が見たいと

思ったりしたけど、じっと待っていればユノはきっと何らかの形で

ファンに対して表現してくれるだろうと。


でも、チャンミンは・・・

ちゃんと食べているだろうか・・・きっと食べてないよね。

一人で部屋にこもってないかな。

あの片目を細めて笑う顔もずっとしてないんだろうな・・・。


何よりも、東方神起をやめてしまうんじゃないか。

他のメンバーと違って自ら率先して芸能の道を選んだわけではなく、

どこかで着慣れない窮屈な服を着ているように感じていたんだから。

サインにハートを書けないほどシャイで、たとえ誤解を受けても

つくろう言葉は使わない、真っ直ぐな面は芸能人としての自分に戸惑いを与えていたと思う。

でも、日本語を誰よりも一生懸命覚えて、もっとうまくなりたいと努力を続けていて、

賢く機転がきいて、何より静かな強い優しさを持った彼。


私の中で好きなチャンミンの姿はたくさんあるけど、印象深いエピソードは、

5人時代に、たしかバラード曲だったと思うんだけど・・・


風邪を引いて声が出にくいメインボーカルメンバーの様子を、歌いながら、

あのじっと見つめる独特の視線を送りながら気にしていて。

メインボーカルの高音パート(ソロ)になった時に、さりげなく音程を合わせてハモっていた姿。


オーバーにかばうのでなく、自然に、もともと彼も歌うパートだったかのように感じさせる様に、

当時は、最強チャンミンとか毒舌をカラーとしていた彼の優しさがにじみ出ていて、

キューンと強く印象に残った。

そして、あえて一歩引いたところにチャンミンがいることの頼もしさを強く感じた。


そんな風に自分の役割を演じながら、メンバーを大切にしていた彼。

嘘が嫌いで、正義感の強い彼が、これだけの傷を受けて分岐点に立った今、

もう一度信じて芸能界に、東方神起に戻ってきてくれるのかな。



もういいよって、第2の人生を選んだとしても不思議はない。

確かに彼は芸能人として輝いているけど、まだ若く、選択肢はいくらでもある。

きっと彼なら一般人でも努力と正直さと才覚で成功するだろう。

絶対に、東方神起を選ぶことの方がいばらの道だから・・・


でも、戻ってきてほしい。

ステージに立ってほしいと、そう思うのはファンのエゴだと感じながらも願ってた。



でも、2011年の1月に「why」で復活した彼らの姿を目にして、

変な葛藤は無用だと思った。


潔く、迷いを断ち切った姿。

韓国と日本でのカンバックで王者の風格を感じさせたパフォーマンス。

二人だけで完結する迫力のあるステージは、呼吸を忘れるほどに圧巻で。

苦難の日々から抜け出た姿は、まさに生まれ変わったように強く、美しく・・・

ステージを降りると、お互いを支えあうようにぴったり寄り添う姿。

新たな挑戦に、恐れと何十倍もの昂揚感を感じていただろう姿。


色々なものが混然一体となった佇まいからは、

姿が見えない間に傷んだ心を抱えながら血のにじむ努力をしたんだと感動し、

一心に、謙虚に努力を重ねる彼らなら二人だけでやっていけるだろうと

安心したのを思い出す。


ここを境に、私の応援も半端なくなったわけですが・・・ww。



復帰して、色々な起点があっただろうけど、

日本での「TONE」ツアーが二人に自信を与えたんだろうな。

さらに、ワールドツアーや韓国カムバ、日本「TIME」ツアーなどで

カシオペア、ビギストからの変わらない愛情に安心して、

心からステージを楽しむことができるようになったんだろうな。

最近の二人を見てると、何にも心配することがなくて、

逆に、まもなく訪れるだろう空白への「私どうなっちゃう?」っていう心配ぐらいww


以前は何度問われても決して言わなかった、

「10年前に戻ってもまた東方神起がしたい」と昨年、口にしたチャンミン。

最初に読んだ時は涙が止まらなかったよ・・・。

そして、大人になったな。

これまでの自分の経験を、傷を含めて完全に昇華したんだなと感じた。


  好んでする経験ではないけど、不可避だった、、、

  逃げるわけにはいかなかった。


最初はこんな感じだっかかもしれない。


「自分達が選択が間違っていなかったことを証明したい。」

復帰当時にチャンミンがよく口にした言葉で、まさにこの思いだったんでしょう。


でも、今はもっと大きなもの、常に自分たちを超えた、

誰かに対して意識がいっているのを感じる。


時を重ねる中で、自らが輝きを発しながら、彼らを純真に応援する人たちの中に見る

キラキラとした喜びや感動して涙があふれる姿から、人が人に与えらえる大きな愛を受け取って

完全に傷が癒えて、感謝に変わっていったんだろうな・・・。


「昇華」と感じたのは、経験そのものを不幸な出来事とかしまっておきたい過去として

閉じ込めるのではなく、それよりももっと高い意識で、

「自分には必要なことだった」

「このことで自分は大きなものを得た」

のように感じてるんじゃないかなって思った。

あくまでも憶測だけど・・・。



歌詞に込められた思いから、強い希望の光を感じる・・・。

チャンミン、今幸せなんだね。

チャンミンが幸せならユノも幸せだし、二人が幸せなら私たちも幸せだよ。


これからも、チャンミンだけが表現できる言葉にのせて、素敵な歌を聞かせてください。

ありがとう。チャンミン。