Stay Home 週間、如何お過ごしでしょうか。
夫婦で過ごす時間が増えた、というご家庭も多いのではないでしょうか。
あらためて、お互いの関係を見つめ直すと、觀えてくるものがあると思います。
今回は、快氣法と拍手の打ち方の話 にも登場した、私の快氣法の師 河野先生とのご縁で、幾度か御一緒させていただいたことのある、牧えりかさんのブログをご紹介致します。
吾が家では、牧さんのこの記事を読んで、2人で微笑み合いました。
私は、愛妻の何氣ないひと言に含まれたその叡智に、何度救われたか数知れません。
また、その温もった柔らかな手に、日々癒して貰っています。
一方、理論的なこと言語化することなどは、どちらかと云うと私の得意分野でしょうか。
言い換えれば、妻は巫女、私は審神者の役割と言えるのかもしれません。
「をとこ」と「をんな」がそれぞれの素質に委ね合い・支え合い、そして各々の家庭から世界へと、樂の輪を擴げてゆけたらいいですね。
~如是我聞~
お大師様の詩文集
遍照発揮性霊集 より
もし復た一陽一陰なんぞよく物を化せん
羽を比べ鰭を比ぶるは人の常なり
故の内侍舟真人の氏合衾して後、婦徳缺くることなし
共に金仙を仰ぎ、同じく識誓を発す
甘泉竭きやすく雙鳧一人飛ぶ
【Ta.O.☯さん 訳】
一陽一陰が和合して初めて、そこに物事が生じるのです。
比翼鳥や比目魚のように委ね合い・支え合うのが人の世の夫婦の在り方です。
真人さん夫妻は、夫婦になって後、その徳を欠いたことがありません。
共に佛さまを仰いで、正覚を啓く心を発しています。
(夫婦共々の発心無くば)
甘露の泉は尽きやすく、
二羽の鳧はそれぞれ独りで飛ばなければなりません。。
※
画像をクリックすると、Wikipedia 比翼の鳥 のページに飛びます。
遍照発揮性霊集 巻第七 より
一陽一陰が和合しなかったとしたら、萬物は生まれるものではありません。
お互いの凸と凹とが和合して、歯車が回り、あらたな世界観の擴がりが生ずるのです。
夫婦に限った話ではなく、、
靈止(ヒト)と靈止(ヒト)との関係は、
依存ではなく、委ね合い・支え合いの関係性で在りたいものです。
お読みいただき、ありがとうございました。