あなたは心と健康との関係について考えたことがありますか?
現代医療を主体に考える方は、心と身体と分けてしまう傾向があります。
現代医療は西洋医学が中心となっています。
根底には西洋の思想があります。
西洋は心と身体は別物として捉えています。
そのお陰で、肉体中心の医学が発展しました。
肉体を解剖して、観察して、体を詳細に分析したのです。
このやり方はかなり成功したかに見えます。
事故の時の救急処置は素晴らしいものがあります。
また、命を落としていた感染症が、抗生物質によって助かった、ということもあります。
しかし、今、西洋医学は壁にぶつかっています。
病気の構造が変わったからです。
近年は、慢性疾患が中心になってきています。
・がん
・脳血管障害
・心疾患
・糖尿病
・アレルギー
・メンタル疾患
こういったものは肉体面からだけでは対応が難しいのです。
医療に携わっている方の中には心の重要性に気づいている方も増えてきました。
しかし、医学教育では心の対応が不十分です。
その上、心理ケアを行っても保険点数がつかなかったり、ついたとしても安かったりします。
そのため、心のケアに時間を割くことが難しいという面があるのです。
特に、日本の医療は心をどこかに置いてきてしまったような感じです。
ですので、心と健康についてもう一度、考えることが必要です。
心のあり方が変わると病状が変わることがあります。
ぜひ、心の大切さを再認識していただきたいと思います。