肺がんの方の経験から、ますます分子栄養学に興味を持ちました。
看護学生の時にも栄養学の授業はありました。
しかし、この栄養学はそういったものが基礎にはなっていますが、視点がまったく違います。
病気を改善しようとする栄養学です。
学校の栄養学は身体の維持のためや欠乏症にならないための栄養学でした。
私は一から学ぶことにしました。
学びは現在でも続いています。
いつまでたっても、完成はありません。
ただ、栄養療法をカウンセリングに導入することで、私のカウンセリングのスタイルが一変しました。
それまでは、よく話を聞くことを中心としていたのですが、食事のアドバイスが増えたのです。
しかし、これはクライアントさんに混乱を招いたようです。
今までの方法と違うので、受け入れてもらえない方も少なからずいらっしゃいました。
「食べ物で病気がよくなるなんて?」
懐疑的な方もいらっしゃいました。
しかし、私は熱心に食事の改善を進めていきました。
中には、理解を示してくれた方もいらっしゃいました。
そして、実践したいただいた方も・・・。
その結果、実践していただいた方のほうが改善がよかったのです。
「人を良くする事」
と書いて「食事」といいます。
もう一度、食事を見直してみることが大切だと思います。