4月1日から、晴れて社会人です。
鼻と喉の手術をして、退院してから数日後のことでした。
まだ、鼻の痛みは残っていました。
喉のほうは、まだ十分に飲み込むことができませんでした。
それでも、時間は待ってくれません。
私は、仕事に就くことになりました。
仕事が始まって1週間位してから、受診です。
今度は自分が働いている病院です。
職員とはいえ、患者ですから、患者さんと同じように、受付をしてもらいます。
私が勤めた病院は、紹介状がないと受診することができません。
私は、紹介状をいただいていたので、スムーズに受診することができました。
ただ、耳鼻科は毎日、外来があるわけではありません。
普通の風邪やアレルギーの方は来られないからです。
私は、あらかじめ、受診日を確認しておいたので、問題はありませんでした。
「こういった人を診るのは久しぶりだな」
担当医の先生はいいます。
こいうったことを言われると、患者としては不安になりますよね?
しかし、先生としてはこれが実感だったのだと思います。
だって、そこはがんセンターなのですから・・・。
がんの疑いがない方はこられませんからね。
ですので、私のような患者は珍しい、というかあり得ないのです。
「今年から、ここで働くんだ。だからここに来たわけね」
ちょっと冷たい感じです。
「わかっていると思うけど、職員だからと言って、ここにいるのは場違いだよ。休みの日に、手術した先生の所へいって、経過をみてもらいなよ」
先生は迷惑そうな感じでした。
これもそうですよね。自分の専門ではないのですから。
「それにしてもすごい手術をされたものだね・・・」
「これじゃ呼吸ができないでしょう? ちょっと無謀だね」
先生にこういわれて、なんと答えていいかわかりませんでした。
「先生、そういわずに、継続して、診察してください」
こういって、頭をさげました。
元の病院で診てもらうのはたいへんでしたから、ここの病院で診て欲しかったのです。
そういったこともあって、完治するまで診察をしていただきました。
お陰様で今は、呼吸も苦しくなく、飲み込んでも痛くなくなりました。
手術は行う前も不安です。
手術は辛いです。
手術の後も快復するまでやはり辛いです。
できることなら、しないですんだほうがいいですよね。σ(^_^;)
TAO心理カウンセリング学院