手術の後(5) トイレその3 | TAO心理カウンセラーの道 :心と身体の悩みを解決するために!

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「あなたね~\(*`∧´)/」


ふらふらになりながら、ようやくベッドに戻ってきたら・・・。

見つかってしまいました。

ゆっくりと、後ろを振り向くと、看護婦さんが目をつり上げていました。


「安静、っていわれてるでしょ!! まったく」

それからが大変です。

長時間、お説教です。


「あなたは、もうすぐ看護師として働く身でしょ」

「患者さんに安静を守らせたり、看護していかなければならない立場なのよ

「それなのに、こうやって、先生の指示を無視して」

「看護者として失格だわね!!」

・・・。


長々と聞くのは辛かったです。

相変わらず、上を向くことはできません。

「くの字」になって聞いていました。


「しおらしくしてもダメよ!」

看護婦さんの怒りは収まりません。

別に、しおらしくしていたわけではないのです。

ただ、上を向くと呼吸ができないだけだったのですが・・・。

どう対応しても、怒りの矛先が向いてくるのでしょうね。


「黙っていないで、なんかいったらどう?」

そうはいわれても、鼻と喉の手術の後ですから、話すことができません。

ですから、筆談だったのですが・・・。

それすらも忘れているようです。


「こうなったら、トイレへ行かなくてもすむようにバルーンを入れてもらいましょう」

バルーンとは膀胱に管を入れておいて、尿を排泄させるものです。

なんで、こういった展開になるのか、不明でした。

憶測ですが、実習生で、これから看護師として働く私を鍛えてくれていたのではないかと思います。

(と、前向きに受け取っておきました)


それにしても、私は手術後の患者ですよ~。

それも呼吸がスムーズにいかず、言葉を発することもできなくなっていたのです。

その患者にとっては、ちょっと厳しい手術後でした。

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