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「製造が追いつかない・・!」0.18ミリ厚の薄~い『経木』が今 一周まわって新しい! : 丹沢z3の気まぐれブログ
懐かしいですね 子供の頃には どこにでも見受けられた経木が
こだわり社長の熱意で復活して人気の商品に
しかも只見町といえば 東北の辺境の地で静かな観光地くらいにしか知られてないけど
こういう日本文化の良さを受け継ぐ商品の産地として有名になると うれしいですね
「製造が追いつかない…」厚さ0.18ミリの薄~い『経木』が今 一周まわって新しい! | TBS NEWS DIG
2024年5月25日(土) 06:00 テレビユー福島 小枝佳祐 動画6分つき
木を薄く削って作る「経木(きょうぎ)」が プラスチックごみの削減にも
つながるとして 今 注目を集めています
この経木作りで 県内外から注文が相次いでいる会社が 福島県只見町にありました
今が旬の会津産アスパラガスの天ぷらに 焼いたニシンの山椒漬け
南会津町でおよそ40年に渡り愛される「弁当のかど家」のおふくろ弁当です
駅弁として人気の弁当に店長が仕上げに乗せたのは…薄い木?
弁当のかど家 五十嵐民枝店長「これは 経木といいます (以前は)
抗菌シートを使っていたんですけど やっぱり自然のものがいいなと
前から思っていたので 只見町で経木を作っていると聞いて 使い始めました」
◆木を薄く削って作る「経木」
自然由来の抗菌効果や水分を調整する機能があり
昭和30年代にプラスチック製品が流通するまで 食品の包装に使われていました
昭和から平成 そして令和となった今 再び注目が集まり始めています
◆作っているのは セイワ「電子」?
セイワ電子 目黒道人(50)社長「注文を沢山いただいていて
生産が追付いていない状態です」
只見町で経木を製造するセイワ電子は 1989年に創業し
カメラ部品などの組立てを主に行ってきましたが 時代の流れとともに仕事が減少
5年前に友人から「プラスチックごみを減らすため 工場で経木を作れないか」と
相談されたことをきっかけに 目黒さんは経木について調べ始めて そして
全国に800軒あった経木の製造工場が 今では10数軒にまで減少していると知りました
目黒社長「環境に配慮したものが消費者に支持されたり
多少高くとも品質のいいものを求める消費者の方が いま増えていると感じる
一周まわって もしかしたら新しい素材として 消費者の皆さんに受入れて頂けるなら
逆に需要が拡大することだって見込めるんじゃないかと」
◆1年かけて機械を組上げ…
こうして 経木作りに大きく舵を切った目黒さん
宮城県で経木の製造を行っていた工場から機械を譲り受けましたが…
目黒社長「3台分の機械を譲っていただいたんですけど
どのパーツがどの機械に当てはまるのかが全く分からない(笑)」
譲り受けた機械は およそ60年前の昭和42年製
古い部品も多く 自分たちで直しながら試行錯誤を繰り返し
およそ1年かけ 機械を組上げたといいます
目黒社長「説明書もなくて 本当に そこは手探りで何とかやったという感じです」
◆経木に使うのは 南会津産のアカマツです
目黒社長「アカマツというのは枝が出る所が決まっていて 枝の無い所をとれば
節のない きれいな経木が出来ると 要は穴が開かないということですね」
経木づくりに取組む目黒さん 畑違いの作業は試行錯誤の連続だったといいます
目黒社長「木の性質が分からなかったり
カンナの刃の仕立て方 仕上げ方が分からなかったり 試行錯誤の連続でした」
◆一周まわって新しい? 目指すは世界!
目黒さんの作る経木の厚さは0.18ミリ
製造を始めた当初は 厚すぎたり薄すぎたりと 安定したものを作れず
軌道に乗るまで およそ2年かかったといいます
目黒社長「自然のものなのでどうしても個体差があるし
なかなか どれも同じように作るわけにはいかない」
古き良きものに注目し 環境問題に取組む目黒さん
工場では月に2万枚の経木を作っていますが 県内外の企業から注文が入り
今では製造が追いつかないほどだといいます
◆時代を超え 再び注目される経木 目黒さんは世界を見据えています
目黒社長「(海外での)日本食ブームに乗って この経木も海外に発信出来たらいいと
訪日外国人の方も多くいるので 彼らの目に留まるような飲食店での経木の使われ方も
訴求していきたいと思っています」
セイワ電子の経木は インターネットや奥会津の道の駅などで購入出来ます