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ウクライナ軍が西側兵器をすぐに旧ソ連機で使えた理由判明!? 「え!コックピットに iPadが」 : 丹沢z3の気まぐれブログ

 

ウクライナ軍は 軍事大国ロシアの侵攻に対し 知恵と勇気を持って良く戦ってます
数の面では 劣勢ながら いろんな知恵を使って 効果を上げてます 
この記事も その1つです 聞けば なあ~るほど と感心します

ウクライナ軍が西側兵器をすぐに旧ソ連機で使えた理由判明!? 「え、コックピットにiPadが」 | 乗りものニュース (trafficnews.jp)
2024.05.03  斎藤雅道(ライター/編集者)

ウクライナは歴史的に旧ソ連の兵器を使っていますが
アメリカで行われた戦略国際問題研究所(CSIS)の年次フォーラムにて
極めて短期間にウクライナ側が西側兵器を使えた理由が明らかになりました

複数の西側精密誘導兵器を制御か?

ウクライナ空軍のSu-27(画像:ウクライナ空軍)

ウク空軍ipad活用1


このフォーラムで ウィリアム・ラプランテ国防次官は
供与した西側兵器の一部がウクライナ空軍の保有する旧ソ連機の
コックピットにあるタブレットにより制御されていると明かしました

同軍が急速に新たな能力を獲得したのは ここに理由があるそうです
なお タブレットは基本的にiPadのようです

この話を裏付ける証拠として ウクライナ空軍第831戦術航空旅団が
2024年2月19日 Facebookで公開 Su-27のコックピット動画 28秒

ウク空軍ipad活用2


同航空旅団の動画では Su-27に乗るパイロットが
アメリカ供与のAGM-88対レーダーミサイル(HARM)を発射しています
コックピット正面に改造して設置されたと思われるタブレットがあり
航空地図や識別情報などを表示されていました

後に この動画は 明るく画像処理され SNSを通じ軍事ブロガーなどの間で拡散
西側兵器の制御にタブレットが使われている可能性が話題となっていました
なお HARMが供与されたばかりの2022年8月にも
ウクライナ空軍の公式X(旧:Twitter)で発信されたMiG-29での

HARMの発射映像の中で コックピットの中央部に横向きで置かれたタブレットが

確認されていました

ラプランテ国防次官によると このiPadによる火器管制はSu-27の他

MiG-29でも使っていると明かしており

これまで公開動画で示唆されていたタブレットの役割が確定的になりました
また HARMの他にも西側供与の複数の兵器がタブレットによる操作で使用出来る

使用出来る兵器の詳細は ラプランテ国防次官は明らかにしませんでしたが
アメリカのミリタリー系メディア「The War Zone」によると
座標が分かっている目標に対し タブレットに搭載したGPSナビゲーションを使用し
攻撃が行われているとみられるそうです

HARMの他には
アメリカ供与の無誘導爆弾に精密誘導能力を付加する装置「JDAM(ジェイダム)」
さらに フランスから供与された 通常爆弾を精密誘導弾とするモジュールAASMなどが
このiPadを使った火器管制システムで使用出来る可能性が高いようです

又 アメリカジェイダムや フランスのAASMと同じような機能の「ペイブウェイIV」も
イギリスから供与開始が予定され 更にiPadの使用機会は広がる可能性があります

実は タブレットに関しては この戦闘機の火器管制以外にも
ウクライナの戦場ではドローンの制御の他 あらゆる場面で使われています

他にも アメリカ陸軍では 無人航空機であるMQ-1C「グレイ・イーグルER」に
オペレーターを介さず地上で兵士がタブレットで火力支援が出来るシステムなどを
開発しており 戦場でもタブレットは欠かせない存在となりつつあります