槇原敬之は、全国ツアー中!


コンサートの感想を綴ります。


セトリの内容にも触れるので、まだ公演をご覧になっていない方は、閲覧、ご注意下さい。


そして、今回は、特に古参の方は、何も情報を得ずに見に行った方が良いかと思います。


またセトリに変化がある可能性もあります。


すでに公演を見たけれど、これからまた観に行くという方で、そうした変化について事前に知りたくない方も、閲覧、ご注意願います。






















というワケで、僕自身の今年のツアーは、大阪をもって大団円。


3月16日の立川ステージガーデンから5度、タイムトラベリングの旅に帯同させて頂いた。


たくさんの機会に感謝だ。


それにしても、分かっちゃいるけど、ツアーは、ファイナルへと向かっていくね。


チケットを申し込んだりした時は、3月なんてはるか先、6月末の大阪なんて、とてつもない未来だと思っていたけれど、いつものように、僕の前をすーっと、抜けて行った。


まるで、ローカルな駅のホームで、急行列車の通過を見送るように。


でも、まぁ、ホームに立てていたってことだけで、幸せなことだ。


しかも、違う駅のホームに5度も立てた。


その度に、やって来たタイムトラベリング仕様の列車は、随分と装いを変えて、僕たちの前に姿を現していたと思う。


セットリスト自体は、日替わり曲となった11曲目を除いて、変化ない。


でも、アレンジは、結構、変えたんじゃないかと思う。


ピアノやギターの弾きまわしは、当然、その日によって変わるのは分かるけど、最後に見た6月大阪で、おお! と思ったのが、「80km/hの気持ち」の間奏部。


本来のアレンジは小粋なトランペットのソロが入るけど、今回のコンサートでは、キーボードが夜の高速道路を彩っていた。


でも、6月大阪は、ギターだったんじゃないかな。


どっちも素敵。


そして、最後の


“交わす言葉が少ないほど


君のことずっと”


のところで、ドラムを始めとしてギター、ピアノの細かいパッセージが減って、ボーカルが強調されるけど、今回6月大阪では、最後サビの


“I love you so madly. Yes,

I can't go on without you. But you love him!”


の部分から、強調が始まっていた。


一瞬、アレ? ちょっと早くない?? って思ったけど、ライブならではの演奏表現、堪能させて頂いた。


こんなバージョンを聴けるのも、やっぱり、生の演奏を聴かせてもらってる賜物と思う。


そして、今回、やっぱり、ここが最大だと思うのだけど、「どんなときも。」のサウンド、変えたんじゃないかな。


その場で聴いての判断なので、違ってるかも知れないけど、3月立川の時より、6月大阪の方がアコースティックギターの音がよく聞こえて、それが、打ち込みで鳴らしてる弦と馴染んで、すごく心地よかったし、より一層90年代の香りがした。


あと、ドラムのリズムも変えてるんじゃないだろうか。


3月立川は、大きなリズムで打っていたと思うのだけど、6月大阪は、細かく刻んでる軽快な音も聞こえて来た。


音楽的な用語をあまり知らないので、うまく説明できないのだけど。


3月立川は、シンセの音が鋭くて、それが90年代を醸していたと思うのだけど、6月立川はアコギとドラムのサウンドが強い演出効果を持っていたような。


全然検討はずれだったらごめんなさい。


3月立川は、一階スタンド席だったし、6月大阪は2階席だったので、それが故に、聞こえ方が違っただけかも。


まぁ、間違えてたって、僕的にはいい。


僕は、6月大阪を聴きながら、その場で、3月大阪との違いを感じ取り、


「あぁ、やっぱり、ツアーは、複数回、時期をずらして来るべきだな」


とか、


「6月大阪の方が、より90年代って感じがする!」


って、満足できたんだし。


あぁ、また次のコンサートも、正調で聴きたいな。


「どんなときも。」は、これまでに、150回くらい、ライブで聴いてると思うけど、正調を追究したら、きっと、サウンド的には、もっと面白いんじゃないかと思う。


僕は、こんな楽しみ方で、ツアーは複数回、楽しませてもらってます。