コンサートの感想を綴ります。
セトリの内容にも触れるので、まだ公演をご覧になっていない方は、閲覧、ご注意下さい。
そして、今回は、特に古参の方は、何も情報を得ずに見に行った方が良いかと思います。
またセトリに変化がある可能性もあります。
すでに公演を見たけれど、これからまた観に行くという方で、そうした変化について事前に知りたくない方も、閲覧、ご注意願います。
今回の公演の特徴の一つに、原曲に近いアレンジで演奏されているという素晴らしさがある。
典型的なのは「どんなときも。」。
キャラメルじゃないし、女の子の泣き声からも始まらない。
あの頃の「どんなときも。」が目の前に、の幸せ。
「北風〜君に届きますように」も「ANSWER」も。
「さみしいきもち」のドラムサウンドも、僕が高校生、大学生の頃に堪能した音色で、届けられる。
それが幸せなんだけど、「僕の彼女はウェイトレス」について、ちょっと違う感想を持っている。
こんなこと言うと、せっかくオリジナル音源の再現に腐心してくれているマッキーに嫌われかねないのだけど、「僕の彼女はウェイトレス」は、90年代のコンサートでやっていたライブバージョンでやってくれまいか。
音源がないから、記憶を頼りになんだけど、僕が見に行った1992年の“君は僕の宝物TOUR”の頃から、イントロとアウトロがライブバージョンになっていたように思うのだ。
イントロは、“Wow wow wow wow”のコーラスから入っていて、原曲のハウス感よりもドラム強めのバンド感のあるアレンジに変えられていた。
さらに、アウトロは、原曲では、ブツっと終わるのだが、ライブバージョンでは、今の地平から言えば、“ザ、90年代”という締めくくりの特別に設られた旋律が加えられていた。
これは、当時、日付は忘れたけど、ニッポン放送のスタジオライブでも披露されていたと思う。
とまぁ、僕にとっては、それがコンサートで聴く「ウェイトレス」になって心に根付いていたのである。
同じような話が「Hungry Spider」。
イントロ前に、オリジナル音源にはないテンションを上げてくれるような前奏が加わって、“これからハンスパ来るぞ”というハートに火をつけてくれるようなジャジーなムードが会場に広がる。
それ、オリジナルにはないけど好き。
ハンスパは、これじゃなきゃって。
それと一緒。
一緒？
言い過ぎか。
いったいどの位、タイムスリップ装置にリクエストを加えるつもりか、と訝しまれること必至なので、この辺りで。
ただ、ちょっと本音を漏らしたってまで。
でも、「ウェイトレス」が2015年以来、また聴けていることだけでも、心の底から幸せ。
それも、本当。
