コンサートの感想を綴ります。
セトリの内容にも触れるので、まだ公演をご覧になっていない方は、閲覧、ご注意下さい。
そして、今回は、特に古参の方は、何も情報を得ずに見に行った方が良いかと思います。
またセトリに変化がある可能性もあります。
すでに公演を見たけれど、これからまた観に行くという方で、そうした変化について事前に知りたくない方も、閲覧、ご注意願います。
4曲目。
「僕の彼女はウェイトレス」。
これは、歌うんじゃないかと思っていたけど、まさか前半部に来るとは。
でも、2015年の“Lovable People TOUR”で歌唱した時と同じ感じ。
あの時も3曲目の序盤で歌唱だった。
で、すでに綴ったけど、今回は、ちゃんと、2コーラス目の、
〝日曜日は少し早起きして市場に出かけよう
人ごみをかき分けながら〟
の後の、「んー」がちゃんと歌われて良かった。
で、この「んー」、ないしは「うん?」が何を意味するのか、考えてみたのだけど、友達が、2002年の槇原敬之PV集『NORIYUKI MAKIHARA VIDEO CLIP COLLECTION』を見てみなよ、と教えてくれた。
それによれば、「僕の彼女はウェイトレス」がライブっぽくプロモーションビデオとして仕上げられているのだけれど、その中で、マッキーが、「んー」を歌う時、ちょっと考えるようなポーズを取っている。
なるほど。
夕飯の買い出しに市場に来ているワケで、今夜のメニューはどうしようか、ってことなんだねって。
あと、やっぱり、「僕の彼女はウェイトレス」の醍醐味は、1コーラス目の、
〝君が困ってしまうほど大好き〟
の後、オーディエンスのみんなで、
「大好き!!!」
って叫ぶあのシーン。
これは、2015年にも再現されたけど、今回も、その機会が与えられた。
考えてみると凄いことだ。
だって、2015年に歌う前は、1997年の“UNDER YOUR UNDERWEAR”以来の歌唱だった。
そして、それはDVD化されていない。
つまり、2015年に、
「大好き!!!」と叫べたファンは、90年代から、ずっと来ているファンっていう証拠で、会場が初日からそうなったのは、そうしたファンで会場が構成されている証左でもある。
なので、今年2024年の「大好き!!!」は2015年以来、9年振りの「大好き!!!」だったし、“Lovable People TOUR”はDVD化もされているから、それを予習すれば、最近ファンになった人も「大好き!!!」できる。
それにしても。
会場が一体となって「大好き!!!」がやれて、マッキーが「ありがとう」って返してくれるあのシーンは、何度体感しても痺れるな。
だって、間違いなく、ライブでの「大好き!!!」は、歌詞の中の恋人同士とは関係なく、ファンがマッキーに対して「大好き!!!」って声掛けしているニュアンスは多分にあるもんね。
みんなで好きなモノに対して好きと叫べるあの空間が、僕は大好きだ。